アンチョビとカリフラワーのスパゲティ

今週の旬のパスタ
『鯛とあさりと黒オリーブのスパゲティ』

昨晩のお客さんの反応を見れば
少し攻めすぎたかな?という気がしました。

一般のお客様は
「大人な味ですね。」とか「オリーブが凄いですね。」など
少しイタリアが過ぎたかも・・・。

そもそも
イタリアの魚介は
魚介を生で食べる文化がある日本人にとっては臭いです。

魚介系のパスタは
その臭味をいかに消すか、ということです。

日本の魚介系の食材はそんなに臭くないので実際は大変じゃないんですよ。
エアーです(笑)。
※少しは臭いのでしょうね。刺身やお寿司が臭くなければ塩で食べるはずですから。
醤油をつけるのは臭いからだと思います(私見です)。

しかし、
イタリアのパスタの根源は
魚介の臭味をトマトソースで消すのか(ぺスカトーレ)、ニンニクで消すのか(ボンゴレ)
黒オリーブで消すのか
ただそれだけのこと。

今回はその黒オリーブの香りが
がっつりイタリアの口の方は
かなりの絶賛でした。
「美味しい」と頷きながら、かきこんでいました。

イメージができない常連さんにヒントです。
過去にあまネギ(玉ネギをオーブンで1時間以上かけて水分を飛ばしたもの)の上にのせていたのも黒オリーブのソースですよ。
想像の助けにしてくだい。

もちろん
試食では
私を含めてスタッフ全員が
「美味しい!」と一発O.Kでした。

昨晩は
少しお客さんとの温度差を感じました(笑)。

えっ!行き過ぎました?
てな感じで。

そこで
12食だけですが、
『アンチョビとカリフラワーのスパゲティ』をやります。

先週は北海道から数回に分けて送っていただきました。
その最後の分のカリフラワーが少しだけ残っています。

そのカリフラワーを使ってアンチョビのスパゲティを
裏メニューとして提案させていただきます。
こちらはわかりやすい味。
どなたでも満足していただけると思います。

ただ
本音を言えば
『鯛とあさりと黒オリーブのスパゲティ』を食べて欲しいですね。

入れる食材を変えて
シリーズ化できるのでは?と思ったくらいのストライクの味でしたね。

他の常連さんがどのように感じるのか?

気になりますね!

もし、受け入れられない場合は
私の責任です。

シェフ2人は見た目は日本人ですが
中身はイタリア人です。
そんなイタリア人のような感覚を持つシェフが作る料理を
行き過ぎた場合にストップをかけるのが私の役目ですから。

しかし、
最近は
毎年イタリアに行くことで
私もシェフに引っ張られている気がしないでも(笑)

もし、
「3人でイタリアに行ってどうすんねん!」と突っ込んでください。

どうでしょうか?
今年1番のワクワク感ですね。

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