’14.10/24(金)から10/26(日)の旬のメニューです

今週はパスタをズルズルすすりたい人集まれ!です。

<前菜>
・サーモンのタルタル 西洋わさび風味 柿とアボカドのサラダ ¥1,600
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・ブルスケッタ 豚肉の煮込み りんごのソース(会員限定) ¥500
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<パスタ>
・スパゲティ 秋刀魚とセロリと自家製しらすのアーリオ・オーリオ ¥1,600
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<魚のメイン>
・真ダイ 和栗をのせたグリル カリフラワーと百合根のボイル からすみの香り ¥1,600
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<肉のメイン>
・豚肩ロース肉のポレンタ粉焼き レーズンとゴルゴンゾーラのソース ¥1,600

<デザート>
・苺ミルクのジェラート ・れんげの蜂蜜のジェラート 各¥350 盛り合わせ¥750

・紅玉のストゥルーデル ブランデーのジェラート(会員限定) ¥750
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<ドリンク>
*今週のお勧めドリンク
(一部のメニュー、メール会員さんは割引があります。ご注文の際に「メール会員です」と言ってくださいね。)

・燻製した黒ビール ¥1,000 → ¥700

・燻製したヴァイツェン¥1,000 → ¥700
(割引は今週末で最後になります)

・ホットワイン ¥550

・美瑛産生トマトのジュースと白ワインのカクテル(残りわずか) ¥600

・美瑛産トマトジュース(残りわずか) ¥550

北海道のトマト農家の友人の自宅用のトマトジュース。

売るように作ってないんで
儲からないほど濃厚(笑)

限定数はありますがお勧めですね。

普通のトマトジュースじゃあありません。

なんせ
トマトのハネ品を好きなだけ使った贅沢な
非売品のトマトジュースですから、おいしいですよ!

<前菜>
・サーモンのタルタル 西洋わさび風味 柿とアボカドのサラダ

サーモンさいの目に切っていわゆるタルタル状態にした
サーモンとアボカドのサラダ。

サーモンを
西洋わさび・ケッパー・玉ねぎ・オリーブオイル・ワイン酢でマリネします。

サーモンの臭みを西洋わさびでとるのか?
北海道産の西洋わさびが入荷したので、思い切って使いました。

臭みをとるだけでなく
サーモンの身にうっすらと西洋わさびの香りがのっかるんです。

その香りによって
サーモンのこってりとした脂がより甘く感じられる。

そこに
ワイン酢だけでなく、ケッパーを加えて酸味を・・・。

さらに秋ですから。
柿を使います。
果物?!
と腰が引けているあなた。

イタリア料理の厨房では砂糖はほとんど使いません。

ほぼ、デザートのみといっていいでしょうね。

和食では砂糖をガンガン使いますが。
すき焼きなんて最高に美味しいですよね。
私も大好きです。

イタリア料理で甘みを足したいと考えれば
炒めた玉ねぎや人参などの野菜であったり
果物であったりします。

柿って甘いですよね。
少量でパンチが効きますね。

サーモンでしょ。
アボカドでしょ。
西洋わさびで・・・

柿でしょ。

アクセントには最高ですよ!

赤・白いずれのワインでも
もちろんビールでも大丈夫です。
酒の飲める前菜に仕上がっていますね。

<パスタ>
・スパゲティ 秋刀魚とセロリと自家製しらすのアーリオ・オーリオ

1年半前に漬けた自家製のロサマリーナ(しらすの唐辛子漬け)をベースに、
秋刀魚とセロリのオイル系のスパゲティ。

昨年の春に漬けたしらす。約1年半ものです。
過去に幾度も失敗。
試行錯誤の末、しらす干しに適した小さな透明なしらすではなく、
うっすら青みが出て、若干、大きくなっているしらす。
食べると骨が少しあたります。
これくらいの方が旨味が多く、長期熟成にも耐えます。
そして味が濃いです。
そんなしらすも、1年半を過ぎて熟成が完成。
コクの強いしっかりとした味に。

そんなしらすには旬の秋刀魚を合わせます。
脂ののった身は最高なんですが、
青魚の特有の匂いがあります。
この匂いを消してやると、秋刀魚の旨味を堪能していただけますよ。

1年半熟成のしらすに飴色になるまで炒めた旬の玉ねぎを加えます。
旬だからこその甘味と濃厚なコク。
唐辛子の辛味を上手く和らげてくれます。
しらすのパスタには欠かせない味。

ベースには玉ねぎの甘味。
そこに、しらすのコクが合わさり。
さらに、秋刀魚のダシが加わり。
そして、セロリの香り。
最後に振りかける、オレンジの皮の香り。
そんな立体的な味。

そして、
パスタは1.4mmの細いスパゲティ。
この旨いオイルのソースを絡めとりながらすすってください。
イタリア料理屋のオーナーとしては最低な表現ですが『ズルズルいきたいですね(笑)』

シンプルなのに濃厚でコクの強いパスタ。
外で食べるペペロンチーノだと言えますね。

厨房の中にいると匂いで、腹が鳴るんですね。

魚でも醤油ができます(白醤油)。
ロサマリーナもフライパンで加熱してやると、
焦し醤油に似た香りを放ちます。たまらないですよ(笑)。
だって、日本人でこの匂いが嫌いな人いないと思いますよ。
強いコクとピリッとした辛味も最高ですね。

白ワイン、ビールが止まらない味に仕上がっています。
強くお薦めさせていただきます。

<デザート>
・紅玉のストゥルーデル ブランデーのジェラート

簡単に言えばアップルパイです。

元々オーストリアから伝わったらしいですが
イタリアではどこでも見かける伝統的なパイ菓子。

紅玉というリンゴ。
知っていますか?

ザラザラしていてそのまま食べてもあんまり美味しくないリンゴ(笑)。
どちらかというと、加熱したり・・・加工向きですね。

身近なところでは
リンゴあめによく使われています。

その紅玉を使ったアップルパイ。

紅玉だけでなく
干しぶどう、ケーキクラム(潰したケーキ)を入れて
パイで包みました。

横にはブランデーの効いたジェラート。
シナモンを上からかけます。
※嫌いな方は言ってくださいね。

寒くなってきたら
こういうパイものはたまらないです!
しかも、ジェラートとの組み合わせがたまらない。

シナモンとリンゴの相性は
皆さんご存知ですね。

ブランデーとリンゴも合うんですね。
※もちろん、アルコールは飛ばしています。
ブランデーの匂いとリンゴの甘味と酸味が素晴らしい!

既製品のジェラートを合わせても美味しいと思います。
たとえば、バニラのジェラートでも・・・
しかし
紅玉を作ったストゥルーデルにわざわざ合わせにいくためだけに仕込まれた
このブランデーのジェラート。

しかも、近くの酒屋で購入した安いブランデーが美味しくなくて・・・

パティシエが自宅からええやつを持ってきて、ジェラートは作り直しました。

ブランデーの味でジェラートの仕上がりが大きく変わるんですね。勉強になりました。反省です。
香りが最高です!

絶妙な加減を感じて欲しいですね。