’16.6/24(金)から6/26(日)のディナーメニューです

** ザ・テレビジョンに負けないぞ! くえろのレモン祭りだ  **

<前菜>
・真鯛のカルパッチョ 梅のソース 新しょうがとジャガイモのサラダ ¥1,600
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・伊産サラミとズッキーニのブルスケッタ(会員限定)¥500

<パスタ>
・伊産グアンチャーレとペコリーノチーズのアマトリチャーナビアンカ レモン風味 ¥1,600
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<魚のメイン>
・太刀魚のフリット 赤ワインのリゾット 夏野菜のカポナータ ¥1,600
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<肉のメイン>
・和牛もも肉のサルティンボッカ プルーン風味 ¥1,800
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<デザート>
・コーヒーゼリー ¥250

・アメリカンチェリーのジェラート ¥350

・梅酒のジェラート ¥350

・ジェラート2種盛り ¥550

・レモンのタルト クローバーの蜂蜜のジェラート(会員限定) ¥750
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<お知らせ>
今週末は金曜、土曜、日曜ともに
予約は少ないので
ゆっくりできると思いますよ。

今週末は前菜からデザートまで
レモンを使った料理が並ぶ。

暑くなってきましたね。
レモンを使った料理を食べると
夏のイタリアの雰囲気を感じられますね。

何でも食べる日本人
和食にも反映されていますね。

それでも、レモンの使い方に限れば
イタリア料理のバリエーションは凄いですね。

<前菜>
・真鯛のカルパッチョ 梅のソース 新しょうがとジャガイモのサラダ

レモンとオイルとズッキーニとニンニクでマリネした真鯛を
サラダ仕立てで食べていただきます。

新生姜のマリネとジャガイモをボイルして
レモンで仕上げます。

横には
梅のドレッシングのサラダを。

真鯛は
魚の中でも
匂いが少なく淡泊で食べやすいですね。

その見分けは
寿司屋さんで塩で食べるかどうかだと思います。

ほとんどの魚は臭いです(笑)
だから
発酵した香りの強い醤油をつけて食べるんだと思います。

素材の味を活かすことを考えれば
醤油みたいな強いソースは
絶対ダメですからね。

それほど魚は臭いんです。

しかも
イタリアは生で魚を食べる文化が無いので
捕れた魚はエラと内臓をとって
血を抜くいわゆる『しめる』という処理がされてない
内臓が入ったままでお腹がパンパンに膨れ上がった魚が
市場に並ぶ。

つまり、
日本よりも臭い魚を
どのようにして匂いを抑えこんで食べるか。

そこに
柑橘系のレモンが使われているんですね。

だから
日本の処理のされた臭くない魚を
臭い魚を調理する方法で食べる。

日本で食べる魚のイタリア料理は
本場に負けないと思いますね。
なんやったら上かもね(笑)

<パスタ>
・伊産グアンチャーレとペコリーノチーズのアマトリチャーナビアンカ レモン風味

定番メニューのアマトリチャーナにトマトソースを抜いたパスタ。
グァンチャーレ(豚の頬肉の塩漬け)とペコリーノロマーノ(ローマ産羊のミルクのチーズ)のパスタ。
仕上げにレモンを少々。

ビアンカとは白色。
訳すと『白いアマトリチャーナ』

アマトリチャーナはグァンチャーレとトマトのパスタ。
トマトの赤色です。
そのトマトを抜いた白色のアマトリチャーナ。
トマトが無くて美味しいの?と思いきや・・・。

グァンチャーレの脂が旨いのよね。

頬肉の油は密度が濃いというか
プルンとした脂が
えも言われない香りとコクが・・・

そこに、
玉ねぎの甘味、
さらに、ローマ産の2年熟成のペコリーノチーズ(羊のミルクのチーズ)を振りかけます。
長期熟成のペコリーノはフルーツのような芳醇な香りがします。
その香りは
ビアンカの方がより感じる事が出来ます。

何か無いとわざわざトマトを抜きませんよね(笑)。

グァンチャーレとチーズ
そして、最後に振りかける黒コショウの香りを感じて欲しいです。

グァンチャーレが無くなってしまったら終わりです。

そのため
年に何度もできるパスタではありませんよ。

常連さんから最もリクエストの多いパスタです。

イタリア人・イタリアに住んでいた方・
年に数回イタリアに行かれる方・イタリアに行ったことのある方。
そして、イタリアに行ってみたいと思っている方もお薦めですね。

本場のゴリゴリの大衆店の味が好きな方は
お見逃しなく!

このパスタを食べれば
くえろはどこに向かいたいのか知っていただけると思います。

くえろの方向性を示しているといっても過言ではないですね。

<デザート>
・レモンのタルト クローバーの蜂蜜のジェラート

最も好きなタルト。
私の強いリクエストです。

ローマやパリに行くと
必ず食べるレモンのタルトの再現です。

なんてこと無い
普通のレモンのタルトです。

でもね
レモンの『酸味の厚み』が違うんですよね・・・
奥深い酸味と申しましょうか・・・

上手いこと伝えられませんが
ただ、酸っぱいだけでなく
深いんですよ!

それは
レモンの酸味と柑橘系の香り
だけでなく
タルト地の甘味とのバランスもあるでしょう!

そんな
レモンのタルトは
タルトだけで完成されています。

なので、
ソースで悩みましたね。
完成されているからこそ・・・

今回はチョコを合わせます。

レモンのタルトが完成しているんですね。
酸味も強く、甘みもしっかりあって、
イタリアっぽい味。

そこに
無い味は『苦味』なんですね。

苦いチョコレートのソースが最高!

そして
クローバーの蜂蜜のジェラートを合わせますよ

蜂蜜の濃厚な甘みとジェラートの冷たさが
よいアクセントになってますね。
試して欲しいですね。