レモンのセミフレット ココナッツのソース

毎週、試食を繰り返しています。

料理に関しては
ある程度の原理、いや理屈程度ですが
そんな貧弱な武器ですが
なんとか試食に参加できています。
一方
デザートに関しては
まだ、よくわかっていませんね。

美味しい、美味しくないその理由が明確にわかりません。

ただ、なんとなく美味しいかどうかだけ。

味が決まらないとき、
奥野シェフや稲月シェフはどんどん感想と提案を言いますが、
私は感想のみ。

だから好みじゃないときは
ただ文句を言っているだけで・・・

申し訳ないですが
提案ができるほどのデザートに関する経験値が足りないんでしょうね。

そんな厄介者の私。

今回の試食は辛かったですね。

1回目の試食は受け付けなかったです。

岡地パティシエには申し訳ないですが
「俺は嫌いだ!」と言ってしまいました。

普通に食べると問題なく美味しんですよ。
しかし
コースを食べた後には難しい・・・
とにかく重たかったんですよ。

昔、ローマの『antica taverna』という大衆店で食べた
レモンのケーキを思い出してしまいました。

クリームが濃厚で
レモン入れたらあっさりすると思うなよ!
こんなに重くともイタリア人は食後に食べるんだな!

そんな、胸が悪くなったのを思い出してしまいました。

それほど重たいレモンのクリームがかかっていました。

具体的なコメントをしていません。
昔の嫌な思い出を話しただけ。

しかしながら
2回目の試食では
がらりと印象を変えて提案してきました。

と思いきや、
レモンのセミフレットの本体の部分は一緒。
ソースを変えただけですよ!

と言われてしまいました。

私の感覚は
いい加減なもんですわ(笑)

しかし
理由はわからないものの、
美味しいかどうかは判断できますよ!

いや違うかな?
私が好きかどうかくらいですかね(笑)
 
細かいところのフォローは
奥野シェフ、稲月シェフに任せています。

レモンのセミフレッドを入れて巻いた『ロールケーキ』みたいな感じです。

その中のクリームがね。
セミフレッドが入っていて、
なかなかそこらのケーキ屋さんでテイクアウトできるようなもんじゃないですよ。

サクサクした食感。
しっかりとした甘み。
その甘みを爽やかにするさせる柑橘系特有の酸味。

そのバランスが絶妙です。
軽すぎず、重すぎず・・・
素晴らしいです。

しかも
周囲にレモンのジュレ。
上にのせたミント。

こんなにミントの葉っぱが必要と感じたことは少ないですね。

難しいことはわかりませんが、
食後に重くて食べられないということも無いですし、
物足りないということも・・・

それほど
軽すぎず、重すぎず・・・
そのギリギリのラインです。

ミントの葉、1枚が非常に重要に感じるほどに。

私は絶妙だと感じましたね。

試食の時は厳しいことを言いましたが
よくできたデザートに仕上がっていますよ。

私の好きなラインのデザートじゃあないんです。
ゆえに
厳しく判断いたしました。
にもかかわらず、
美味しいと感じさせてくれるデザート。
強くお薦めさせていただきます。

レモンのセミフレット 

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