金曜の晩の話
友人「くえろは何かイベントをやらないの?」
飯田「やらへん」
友人「何で?」
飯田「毎週メニューを変えているだけで十分イベントちゃう?」
友人「そうやな、何かされると、あのシェフ、パティシエの料理に集中できないわな」
飯田「そんな真剣に食べてくれて嬉しいわ(笑)くえろは食材に関係するイベントしかしないと思うわ」
友人「この間の『チリヌーボー祭り』『生シラス祭り』とかやな」
飯田「今週は意図してなったけどお客さんが『牛タン祭り』を演出してくれているわ」
友人「なるほどね。美味しいもんな。カウンターの隣で美味しそうに食べられるとそわそわしてまうねん(笑)」
飯田「嬉しいねぇ。とにかく俺からイベントを仕掛けることは無いかな。」
友人「どういうこと?」
飯田「漁師・農家・輸入食材の卸など仕入先からの推薦があってから考えるな。」
友人「リクエストしないの?」
飯田「ある程度はするけど自然相手じゃ無理やからね(笑)」
ある程度はお客さんの要望も伺います。
しかし
くえろの基本スタイルは
シェフの作りたい料理を毎週お客さんが楽しみに食べていただく。
という流れです。
もっと源流を辿れば
生産者からの提供していただく食材に合わせて事前にある程度メニューを考えておいて、
連絡があればすぐにメニューを実行する。
その生産者は多分に自然の影響を受けている。
すると
自然→生産者→シェフ→お客さん
お客さんの意向よりも自然の方が強いということに。
これはどうしようもないですね(笑)
いやいやいや私なんてその流れにさえ入っていませんから(笑)。
つまり
「俺からイベントを仕掛けることは無いかな」とは
こういうことです。
昨晩、同じような内容をツイッターに書いたんですが
友人が読んでイベントをしている他店の批判にならないか?
と心配のメールが届きました。
くえろは
毎週、シェフやパティシエが料理を必死になって考案して
試食に挑んでいます。
金曜の晩も岡地パティシエが2人のシェフにボロカスに批判されていました。
私がフォロー側に回ったくらいに(笑)
しかし、
昨晩、めげずに修正してきちんと仕上げてきましたね。
まだまだですが、少しだけプロの顔になってきましたね。
とにかく、
毎週、厨房内では凄いバトルが繰り広げられていますから。
だからこそ私は一切作っていないのに
さも作ったかのようにお客さんに強くお薦めできるのですが・・・(笑)
生産者も
毎年変わる気候の変化に対応しなければなりません。
大きな自然相手に試行錯誤しながら懸命にされています。
そんな生産者やシェフの思いを
私がお客さんにhpを使い伝達しているのがくえろ・くえらです。
以上の理由から
現在は料理とは直接関係無いイベントをする余裕が無いです。
興味の有無ではなく、
したくてもできないというのが本音ですかね。
スタッフ全員、料理に興味がありすぎて・・・
もう病気ですね(笑)
したがって、どこかを批判するということではありません。
時間と余裕の問題です。
ただ、まだまだ未成熟なスタッフの集まりの未完成なくえろ・くえらです。
料理が好き過ぎるゆえに、無駄なことも多くやっていると思いますね。
今週の『牛タンのステーキ バルサミコソース』の試食もこんな感じで
何回も何回も
写真が残っているだけでも10枚近くあります。
約1ヶ月もの間、試食を繰り返していましたから。
一部ですがこんな感じです。
今後とも暖かい目で見ていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
今晩の予約状況
カウンター、テーブルともに真っ白です。
本当にゼロです(笑)。
一生懸命作った料理を食べてやってください。
よかったらフォローしてください。
こちらは若干プライベートに近いです。
よかったら見てください。
堺市のイタリア料理屋 くえろ・くえら飯田