‘11.8/30(火)から9/4(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ピーマンと椎茸の肉詰め焼き

<パスタ>
・美瑛産ミディートマトと新ジャガイモのスパゲティ(限定25食)

<メイン>
・豚肩ロースとパプリカのトマトソース煮

<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツソース

<前菜>
・ピーマンと椎茸の肉詰め焼き

肉詰めのネタ(中身)は
自家製ソーセージに牛肉と豚肉の合挽きミンチを混ぜたもの。
玉ねぎも入れてふんわりと仕上げています。
牛肉と玉ねぎの甘み、
自家製ソーセージのハーブの香り。
そして、クミンの香りがほのかに感じます。

ピーマンの肉詰めは衣を付けて揚げます。
ピーマンの苦味がネタをより甘く感じます。
一方
椎茸の肉詰めはパン粉をつけてオーブンで火を入れます。
キノコ特有の香りと旨味が、肉を引き立てています。

同じネタなのにこの違いはおもしろいです。

しかしながら
どれだけふわっと仕上げようとも
ミンチを使ってまとめた、いわゆるハンバーグは
どうしてもソースが欲しくなるもんですね。

ソーセージとハーブの香りと
トマトの甘みと酸味、白ワイン酢の酸味、バジルの清涼感と香り。
お酒がすすみますね。

舌からも鼻からも楽しめる
美味しいバランスになっています。

<パスタ>
・美瑛産ミディートマトと新ジャガイモのスパゲティ

主役は2者。
まず、美瑛在住の友人Nの作った『ミディートマト』です。
ミディトマト
私が収穫いたしました。
完熟したミディトマト。
北海道産のトマトがなぜ美味しいか?
それは寒暖の差。
植物は晩の間に糖を蓄えて
日中にその糖を使って成長する。
晩に温度が下がるとその分だけ多くの糖を作る。
だからこそ夏でも晩は20度を切る北海道のトマトは甘いんです。
しかも、日中はハウス内は40度近くまで温度が上がる。
この寒暖の差です。

そんなミディートマトを味わって欲しいですね。
実が割れそうな熟れ熟れのミディトマトなんて
大阪でなかなか食べられないですから。

しかも、しかも
今年のミディートマトの出来が素晴らしい。
Nが就農して最も良い出来らしい。
私も食べて感動しました。
例年、仕入れはミニトマトのみなんですが、
今回はミディートマトもシェフに勧めました。

一言で表すと「甘い」「味が濃い」など、様々な表現があると思います。
私は「力強い」がしっくりきましたね。
稲月シェフは甘さもさることながら皮の薄さに驚いていましたね。

次に、私が働いていた頃にお世話になった美瑛のSさんの『新ジャガイモ』
こちらも私が収穫を手伝いました。

Sさんのところに新型の収穫機の試乗があった。
人数が必要だったので、私も乗らせていただきました。
2時間だけの手伝い。
ジャガイモの収穫
新ジャガイモの収穫
新ジャガイモの収穫2

お礼にその新ジャガイモを送っていただきました。
せっかくなので、1/2個をパスタに入れました。
すると、私は始めてですね。
ジャガイモの味が強すぎると感じたのは。
結局、大きさによりますが、1/3個か1/4個を入れます。

土の香りです。
美瑛の丘の大地の香り。
ジャガイモが生きていると感じましたね。

このパスタこそ『美瑛のパスタ』ですね。

さらに、仕上げにペコリーノロマーノを少しだけかけます。
この隠し味程度のペコリーノチーズによって美瑛の味から『くえろの味』に・・・。
素晴らしい出来です。

ミディートマトと新ジャガイモのスパ

<メイン>
・豚肩ロースとパプリカのトマトソース煮

パプリカがやりますね。
パプリカ自体も甘いのですが、
豚・トマトとの相性が良いのでより甘く感じるんです。

ローマの下町のテスタッチョのお店で食べた料理です。
とても、おいしかったんです。

今回の料理は、オリジナルよりもさらに美味しく仕上がっています。

ローマで買ってきた生唐辛子のペーストを隠し味に使用しています。
このペーストもやりますね。

辛味だけでなく甘味もあるんです。
唐辛子のペーストのくせにですよ。
青トウのような甘味を持っているんです。

この両者の甘味と辛味、豚のコク、トマトの酸味が絶妙です。
絶対にパンが欲しくなるソースですね(笑)。

この料理をローマで食べた時は衝撃的でした。
口に運んだ瞬間に
奥野シェフと目が合いましたね。

残念だったのは
前菜とパスタを食べすぎて満腹だったこと。

それでも
押し付け合いになることなく
むしろ取り合いになりましたからね(笑)。

目を閉じるとあのトラットリアの店内が今でも浮かびますね。
それだけ思い入れのあるメイン料理。

しかも、今回のパプリカも友人N作です。
パセリとパプリカ
かなり、甘い。くどいほどに(笑)
「量は食べられないな」と思いました。
しかし
シェフの手に掛かるとやや強烈過ぎる個性も
見事に『コク』に変えてしまうんですよ!
友人Nに最も食べさせたいですね。
強くお薦めさせていただきます。

  • twitter ツィッターしております。
    よかったらフォローしてください。
  • facebook フェイスブックしております。
    こちらは若干プライベートに近いです。
    よかったら見てください。
  • 調理師募集!!
  • 堺市のイタリア料理屋 くえろ・くえら飯田