‘11.12/26(月)から12/29(木)の旬のメニューです

<前菜>
・鯛のグリル 柚子風味のスープ仕立て     ¥1,575

<パスタ>
・グァンチャーレのアマトリチャーナスパゲティ ¥1,680

<メイン>
・豚ばら肉のペポーゾ(黒コショウ風味の煮込み)
 サツマイモとりんごのソテー         ¥1,680

<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツのソース   ¥472

<前菜>
鯛のグリル 柚子風味のスープ仕立て

今回の主役は『鯛』と『自家製からすみ』

淡白で癖の少ない鯛をフライパンで焼いてから、
あさりのダシの中へ。
そのダシは柚子をいれて風味付けています。
柚子の香りが素直に上品に感じられる。
それは、淡白な鯛の美味しい食べ方。

そんな、上品なスープには食感とダシを加えるべく『エノキ』。
『アスパラガス』の青い香りがあさりのスープと相性◎。

また、『カブ』の甘味もスープと相性◎。

さらに、旬の『ゆり根』
甘味、そしてホクホク感・・・
イタリア料理なのにゆり根は和食のような・・・。
馴染みのある味に仕上がっています。

鯛の皮目には細かく刻んだドライトマトをびっしりと塗るようにのせます。
ドライトマトの酸味と香りとコクが味を引き締めています。

最も心象的なのは仕上げの時に
奥野シェフが作ったタラのカラスミをふりかけます。
強いコクと塩っ気がハッとするほどのアクセントに。

目をつぶって食べると
和食ではないか?と錯覚してしまいそうな上品な仕上がりの『鯛のグリル』

クリスマスで疲れた胃腸を優しくほぐしてくれる味。
あっさりと上品なだけではなくこの奥深さを感じてほしいですね。

こんな手の掛かった魚のメイン料理は珍しいです。
魚好きの方には試してほしい、いや、試すべきですよ。

<パスタ>
・グァンチャーレのアマトリチャーナスパゲティ

アマトリチャーナは
パンチェッタ、
その中でも豚の頬肉で作った『グァンチャーレ』という生のベーコンを使い、
仕上げに
ペコリーノチーズをかけるパスタです。

しかしながら、
今年もローマに行きましたが、
グァンチャーレでなく普通のパンチェッタを使い、
ペコリーノチーズではなくパルミジャーノを使ったパスタも
アマトリチャーナとして出てきました。

つまり
時代の流れの中で
アマトリチャーナの枠が広がっているでしょうね。

くえろの定番のアマトリチャーナは
自家製のベーコンを使いパルメザンチーズをかけて仕上げます。
つまり
現在のローマでよく食べられているアマトリチャーナ。

なかなか
グァンチャーレが手に入らないんですよね。

少量が入荷した時は
メール会員さん限定の提供でした

しかし、今週は26日(月)から29日(木)の4日間の営業。
また、大きいグァンチャーレが入荷いたしました。

なので、
今回は珍しく旬のメニューとして
一般のお客様にも提案させていただきます。

現地の大衆的なレストラン(トラットリア)を目指す当店にとっては
避けて通れないパスタです。

とにかく
本場で食べる味と全く同じ味に仕上がっています。

イタリアに帰りたい方、イタリアにまた行きたい方、イタリアに行ってみたい方、
とにかくイタリアに興味のある方だけ注文してください。

今週はイタリア好きの方と
グァンチャーレのアマトリチャーナを通じて
イタリア料理の起源に少し迫れたら嬉しいです。

<メイン>
・豚ばら肉のペポーゾ(黒コショウ風味の煮込み)
 サツマイモとりんごのソテー

ペポーゾとは
こしょうのペーペpepeからきています。
ポーゾとは『風』
コショウ風という意味。
トスカーナの伝統料理のひとつ。

トマトがなかった15世紀頃の料理。
フィレンツェのドゥオーモを作る際に、
大量のレンガが必要でした。
その労働者達は、1日中、交代でレンガを焼き続けたと言います。
そんなレンガ職人が作業のさなかに食べた煮込み料理。
胡椒をタップリ効かせた煮込み料理です。

肉を切るのにナイフは不要、
フォークでも簡単に切れます。
とても柔らかい。
煮込んでいる途中は
味見するとむせるほどに辛い!
えらいもんで
仕上がると、驚くほど辛い、ということはないです。
コショウ風味やな!程よい風味。
仕上げにもう1回
上から黒コショウを降るくらいですから。

そんな、コショウ風味のペポーゾには
甘い果物をあわせることが多いですが、
今回は、
糖度は果物と変わらないくらい甘い
『サツマイモのソテー』。
サツマイモだけでは少しパサパサして喉が詰まる感じがしますよね?
ペポーゾのソースを付けるとたまらないですよ。

さらに、『りんごのソテー』を合わせます。
加熱すると強い甘味が出てくるリンゴ。
とろっとした濃厚なペポーゾのソースに良く合います。

仕上げは上からの黒コショウだけではありません。
ペコリーノチーズをスライスして
上にふわっとのせます。
高級なチーズなので
薄く薄くいかせてもらいます(笑)。

ビール、赤ワインが手放せないですね。

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