グァンチャーレのアマトリチャーナ

予想以上の反響ですね。

常連のお客さんから言われたり、
新規のお客さんもパラパラと来ていただいています。

こんな年末に
またまた『グァンチャーレのアマトリチャーナスパゲティ』という
イタリアでは誰しも知っているものの、
日本では説明が必要なまだまだマイナーなパスタで今年を締めくくります。
くえろらしいでしょ?

まぁ
お客さんのニーズ。
もちろん大事です。

シェフが作りたいもの
こちらも大事です。

しかし
もっとも優先するのは
食材の『旬』です。

先日は食べごろの豚の頬肉のベーコンが少量入荷した。
ただそれだけの事です。

予約の入っているお客さんの好みがどうだとか、
もちろん
考慮はいたしますが、

美味しそうな食材が舞い込んでくると
全てリセットです。

美味しいものを食べたい方は
覗いてください。

今週の『グァンチャーレのアマトリチャーナスパゲティ』は
イタリアのお店ではなかなか食べられないパスタ。

どういうこと?
ですよね(笑)。

簡単に説明いたします。

アマトリチャーナは大衆的なパスタ。

グァンチャーレはイタリアではどこでも売っています。
熟成が1週間未満の生肉に近いものから数ヶ月の熟成でカチカチのものまで。

もちろん熟成期間が長くなればなるほど高くなります。

大衆店では
安い1週間未満のグァンチャーレを使ったアマトリチャーナばかり。
(トマトソースの酸味の強い味に仕上がります)

今回のような熟成したグァンチャーレを使ったアマトリチャーナを出してくれるお店は
毎年ローマに行く私達も2店くらいしか知りません。

つまり
熟成したグァンチャーレを使うと高くなる。
高級なパスタを食べたければ高級なお店に。

しかし、
リストランテで出すようなパスタではない。

結果
伝統的な味を大切にする
高級なトラットリアに行かなければ食べることが出来ないです。

少しややこしいですがこんな感じです。

例えるとすれば
大トロのどんぶりですかね。

お店で食べるのは難しい。

割烹や高級すし屋でもどんぶりはないだろうし、
定食屋や居酒屋では大トロが無いし・・・

こんな感じです。

イタリアの大衆的な味は
現在できる限りでは
再現はできていると思います。

星をとるような味ではないですよ。
あくまで大衆的な味ですから(笑)

あとは
こんな味が
食べていただくお客様の好みに合うかどうかです。

特に今週は
ローマが好きな方は
必ず、覗いてください。

ローマにつれていってあげますよ(笑)

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