『個人店』
2005年夏、以来のフィレンツェ。
7年ぶりだけど、変わらない。
稲月の土産の手袋。
12月末の話。
奥野「何か欲しいものある?」
稲月「いいよ別に」
奥野「あるやろ?」
稲月「しいていえば手袋かな。別にわざわざならいいよ。本当に!」
完全なリクエストだった(笑)。
確かに、通勤につかっている手袋はボロボロ。
フィレンツェに住んでいた頃に買ったらしい。
その頃から使っているんならよくもっているほうだ。
その店は手袋のみの販売。
夏はどうしているのか?
手袋のみって凄いですね。
個人の生きる強さを感じますね。
頑張らなければと思いました。
そういえば、以前フィレンツェに来たときに
父親にお土産でコインケースを買った皮屋さんが近くにあったな・・・ということになり。
せっかく近くまで来たので、
今回は母親の財布を買うことにした。
日本でいえば
商店街の中の帽子屋さんのように
売れてるの?と心配したくなるような古いお店。
イタリアではこんな零細店が多い。
都市ごとにお店も町並みも変わります。
日本はどこにいっても
ファーストフード、ファミレス、ドラッグストアー、大型スーパー、100均など
同じ店ばかり。
地方の特色が無くて、少し寂しいですね。
生前、父親は、そこのコインケースを
「2回なくしたが、また出てきた」としぶとく大事に使ってくれていた。
そのコインケースを
少し多い目に買ってきたんですが・・・
ブログにアップする前に
昨年も買っていただいたお客さまが知人にあげる。
逆に知人にあげて、自分も欲しくなった。
様々な方が、
「今年はコインケースは無いんですか?」と聞かれました。
嘘を言うわけにはいかず(笑)
何個も販売してしまいました。
遅くなりました。
無くなった色もありますが
残り6個くらいだったと思います。
6300円(税込み)です。
普通に買ったら1万円するらしいですよ。
ネットで調べていただいたらわかるらしいです。
凄い値段ですね。
誰がはねているんでしょうか?
当店はご存知の通り料理屋なので
頼まれたついでに買ってきただけなんで、
安い理由は簡単です(笑)
私も使っているんですが
コインケースの蓋は絶妙な曲線がつけられていて
ボタンなど止めるものは無いです。
蓋の丸みで合わせます。
職人の技が感じられます。
以前、皮職人の友人に
こんなん作ってよ!と見せたら
「これはよう作らん」と
この技術にうなっていましたね。
気になる方はスタッフにお尋ねください。
よかったらフォローしてください。
こちらは若干プライベートに近いです。
よかったら見てください。
堺市のイタリア料理屋 くえろ・くえら飯田