<前菜>
・鯛とホタテのグリル アンチョビバターソース ¥1,890
<パスタ>
・自家製タリアッテッレ 鹿肉とゴボウのラグー ¥1,785
<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ バルサミコソース ¥1,785
<デザート>
・ギモーブとホットチョコレート ¥840
・ライチのヨーグルト ココナッツソース ¥472
<前菜>
・鯛とホタテのグリル アンチョビバターソース
鯛とホタテのソテー、付け合せのボイルしたブロッコリーとカブも
アンチョビバターソースで食べてもらいます。
アンチョビバターソースは
どうやっても美味しいですから。
このソースは書きようがないんですよ。
というのも、
どんだけ説明しても
絶対に食べた方が美味しいと感じますから。
鯛にも相性は◎
付け合せのボイル野菜にもこのソースは最高!!!
アンチョビバターソースの殺人的な香りにやられてください。
この香りが駄目な方に会ってみたいですな。
それくらい良い香りです。
とにかく食べてくださいね。
<パスタ>
・自家製タリアッテッレ 鹿肉とゴボウのラグー
奥野シェフが手打ちした、きし麺のような平麺のパスタを
北海道の鹿肉を数種類の野菜で煮込んだソースとごぼうで食べていただきます。
高齢化した農村地帯。
最近の若者は猟銃の資格をあまり取らない。
一方、熊は危険なので市町村が予算を付けて駆除。
天敵が居なくなった鹿は莫大に増える。
農家は鹿に畑を荒されて悩まされている。
解体の設備を整えて鹿肉の販売。
駆除→狩猟
食害を製品へ
そんな理由で安く送っていただくことに。
鹿は牛の1/10の脂肪分らしく、ヘルシーな肉質です。
どれだけ新鮮な鹿肉も基本的には野生の獣の臭いがします。
そんな臭いを消すことは難しくありません。
完全に消すと鹿肉を使う必要がなくなってしまいます。
加減が難しい。
煮込みのソースだけでは臭うんですが、
ゴボウを加えると土の香りが消すというよりは馴染むんですね。
鹿肉も美味しいし、ごぼうもまた美味しい。
もちろんパスタも。
仕上げにペコリーノチーズ。
強い塩っ気とパンチを加えます。
さらに、パルメザンチーズも。
フルーツのような香りと強いコクを。
パンチのある鹿肉のラグーに強いコクの2種類にチーズ。
混ぜながら食べるんですが、きれいには混ざらず、当然にムラが出ます。
すると、強いチーズの間にタリアッテッレの小麦の香りがチラチラ顔を出します。
味と香りの変化が素晴らしい!
<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ バルサミコソース
脂肪分が少ない厚みのある赤身のモモ肉を
丁寧に焼いて、そして休ませる(余熱でゆっくりと火を通す)。
計20分ほどかけて火を通した絶妙な焼き加減のステーキ。
仕入先の協力もあって国産牛肉が手頃な値段で入荷。
モモ肉って筋っぽくて硬いイメージがありませんか?
しかし、美味しい肉は、そうでもないんですね。
モモの赤身がイタリアっぽいんです。
つまり
脂の味で食べる日本のステーキではなく、
赤身の味。肉臭さ。なんというか草のような香りがする・・・
肉の本来の味を感じていただけますね。
牛の育った環境が想像できますよ。
そんなシンプルなステーキには
バルサミコ酢を煮詰めたソースで食べていただきます。
肉を焼くには繊細な技術が必要です。
目を離せないので、シェフが1人では難しいです。
奥野シェフがパスタをして、稲月シェフがメインを仕上げる。
役割分担が必要。
稲月シェフは
シエナ・フィレンツェという肉料理が有名なトスカーナで計7年修行。
肉を焼く技術は素晴らしく、
美味しく焼きますよ。
食材の説明も大切ですが、
稲月シェフの焼く技術の方も感じていただきたいですね。