‘12.6/12(火)から6/17(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース ¥1,680

<パスタ>
・鶏肉とズッキーニのカルボナーラスパゲティ    ¥1,680

<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ ゴルゴンゾーラソース  ¥1,890

<デザート>
・オレンジのプリン                   ¥472

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース

ホタテのフライ(天ぷらのようなもの)と白ネギのグリルを
パプリカのソース(ロメスコソース)で食べてもらいます。

バルセロナに行った時に『カルソッツ』という料理を食べました。

冬の時期に食べるネギを焼いたものに
『ロメスコソース』という
パプリカやナッツの入った濃いオレンジ色のソースで食べました。

私も奥野シェフも忘れられなくて・・・

もう1度バルセロナに行きたい理由のうちの1つです。

それほど美味しかった料理。
今週末に再現しました。

今回は
ネギだけではなく
ホタテのフリッタ(衣を付けて揚げた)も合わせます。

ネギの香ばしさとホタテ特有の甘味が、
ロメスコソースによって引き立てられています。

パプリカの甘味、トマトの酸味、アーモンドの香ばしさ。
完璧にそっくりですよ。

鮮やかな朱色のソースと
緑と白のネギ。
目でも楽しい前菜ですね。

白ワインかビールでいきましょうかね。

<パスタ>
・鶏肉とズッキーニのカルボナーラスパゲティ

鶏肉の塩漬けとズッキーニのカルボナーラです。

今週は人気のカルボナーラなんですが・・・

鶏肉でカルボナーラ?
創作イタリアンでありがちな。日本っぽい感じが・・・。

違うんです。

鶏肉と言うと軽い感じがしますが、
1週間漬けた鶏肉の塩漬け。

豚肉の塩漬け(パンチェッタ)の代わりに
鶏肉の塩漬けを使って・・・

だんだん輪郭がはっきりしてきたでしょ?

鶏肉の塩漬けの少し強めの塩分に
卵は黄身だけではなく全卵使います。
ローマ風ですね。
※ローマのカルボナーラは全卵です。
 もそもそソースが一般的ですから。

そこに
何を合わせるか?試食を繰り返しました。

何週間も前から準備をしていましたから。

結果、ズッキーニに決まりました。

鶏肉と卵。
さすがに親子だけあって合いすぎるというか無難になりすぎて味に変化が無い・・・

そこに
ズッキーニの炒めた時の甘みと少し苦いようなクセ?が
まとまりすぎた味をちょっとだけかき回す。
さざ波程度ですが。
このさざ波、これがアクセントですね。
ずばっと決まりましたね。

今までにない切り口のカルボナーラです。

前回は昨年の夏。
その後、多くのリクエストをいただきました。
食べそびれた方だけでなく、食べた方からのリクエストも多かったです。

そこで、再度、登場。
今回の反応で来年以降をどうするか決めようかと考えています。
気になる方は食べてみてくださいね。
鶏肉とズッキーニのカルボナーラ
<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ ゴルゴンゾーラソース

脂肪分が少ない赤身のモモ肉に
濃厚なゴルゴンゾーラチーズのソースで脂肪分を足すステーキ。

仕入先の協力もあって国産牛肉が手頃な値段で入荷。

モモ肉って筋っぽくて硬いイメージがありませんか?

しかし、美味しい肉は、そうでもないんですね。

モモの赤身がイタリアっぽいんです。
つまり
脂の味で食べる日本のステーキではなく、
赤身の味。肉臭さ。なんというか草のような香りがする・・・
肉の本来の味を感じていただけますね。

牛の育った環境が想像できますよ。

そんなシンプルなステーキには
熟成のすすんだゴルゴンゾーラチーズのソースを付けて食べていただきます。

赤身の肉に脂肪分を足してやるんですね。
たまりませんよ!

肉を焼くには繊細な技術が必要です。

目を離せないので、シェフが1人では難しいです。

奥野シェフがパスタをして、稲月シェフがメインを仕上げる。
役割分担が必要。

稲月シェフはシエナ・フィレンツェという肉料理が有名なトスカーナで計7年修行。

肉を焼く技術は素晴らしく、美味しく焼きますよ。

食材の説明も大切ですが、
稲月シェフの焼く技術の方も感じていただきたいですね。
牛モモ肉のステーキ ゴルゴンゾーラソース