‘12.7/17(火)から7/22(日)の旬のメニューです

<前菜>
・エビとレンコンのサラダ           ¥1,680

<パスタ>
・ハマチと焼き茄子の手打ちpici(ピチ)  ¥1,680

<メイン>
・豚バラ肉のペポーゾ パイナップル添え ¥1,785

<デザート>
・蜂蜜ヨーグルト あんこ添え        ¥472

<前菜>
・エビとレンコンのサラダ

エビ・レンコン・生ハムをソテーして生野菜にのせたサラダ。

久々の奥野シェフの前菜。
生ハムの切り落としを刻んでソテーした
上品な旨みの強いコクのある油。
そして
エビの香りと甘味とコクを含んだダシ。

それらのダシを含んだ油を一緒に焼いてレンコンに吸わせます。

残ったダシ油を生野菜にダーッとかけます。

強いコクのダシ油に負けないように
自己主張の強い野菜を揃えました。
セロリ・レタス・玉ねぎ・大根・水菜・人参。
数種類の野菜を加えたサラダ。
全て地元の野菜です。
収穫したての新鮮な野菜だからこそ感じられる野菜特有の風味を
舌だけでなく鼻からも感じてほしいですね。

こんなやんちゃな地元の野菜vs色気のある生ハムの切り落とし
見ごたえある組み合わせですね(笑)

さらに今回は初めての試み。
1週間熟成させた鶏肉の塩漬けを加えます。
豚肉の塩漬け(パンチェッタ)の代わりに
鶏肉の塩漬けを使って・・・
久々のガッツリ系の前菜を堪能してください。

どんなビールでも完全に合います。
あと赤ワインもガンガンいけますよ!

<パスタ>
・ハマチと焼き茄子の手打ちpici(ピチ)

自家製で打ったピチという太いパスタに
ハマチと芳ばしい焼き茄子を合わせたパスタ。

pici(ピチ)とはシエナ名物のパスタ。
私が始めてシエナに行った時に
乾麺のpici(ピチ)お土産で買って帰りました。
パッケージの裏の表示を見てびっくり!
茹で時間が20分以上でした。
もちもちの食感が特徴のパスタ。

今回はpici(ピチ)を手打ちで作りました。
自家製の生パスタのpici(ピチ)ですね。
生パスタの場合は生地をこねて休ませてから
一本ずつ粘土でヒモを作るようにして延ばしていきます。
ピチを打つ
イタリア人は凄いですね。
こんな邪魔臭い非効率な作り方・・・
パスタが好きだからこそですね。

試食しましたが讃岐ウドンのようで、もちもち、
いやその上の『もっちもち』の腰を感じましたね(笑)。

そんなpici(ピチ)にはハマチと茄子を合わせます。

ナスは直火で焼きます。
つまり、焼き茄子ですね。

焼き茄子の匂いがハマチの青臭さを和らげてくれています。

いや、焼き茄子の独特の匂いもハマチによって食べやすく・・・

相乗効果、つまりマリアージュ(結婚)ですね。
素晴らしい食材同士(ワインと料理の場合もあります)の組み合わせを
結婚になぞらえて『マリアージュ』と言うらしいです。
私も最近覚えたんですが(笑)

そこに、
ケッパーの実の酸味が
良いアクセントになって食欲を刺激してくれます。

奥野シェフらしい味に仕上がっています。

ほんまに仕込みに時間の掛かるパスタなので
現在、次回の予定はありません(キッパリ)。

次はありませんよ!(笑)

気になる方は食べておいてくださいね
ハマチと焼き茄子のプッタネスカ
<メイン>
・豚バラ肉のペポーゾ パイナップル添え

ペポーゾとは
こしょうのペーペpepeからきています。

ポーゾとは『風』

コショウ風という意味。

トスカーナの伝統料理のひとつ。

トマトがなかった15世紀頃の料理。
フィレンツェのドゥオーモを作る際に、
大量のレンガが必要でした。
その労働者達は、1日中、交代でレンガを焼き続けたと言います。

そんなレンガ職人が作業のさなかに食べた煮込み料理。
胡椒をタップリ効かせた煮込み料理です。

肉を切るのにナイフは不要、
フォークでも簡単に切れます。

とても柔らかい。

煮込んでいる途中は
味見するとむせるほどに辛い!

えらいもんで
仕上がると、驚くほど辛い、ということはないです。

コショウ風味やな!程よい風味。

仕上げに
黒コショウを降るくらいですから。

そんな
コショウ風味のペポーゾには
甘い果物をあわせることが多いです。

今回は、酸味、甘味のバランスが良い
焼いたパイナップル。

一般的にはあまり人気の無いパイナップル(酢豚のせい?)
プロの上手な使い方を味わって欲しいですね。

ビール、赤ワインが
放せないですね。