稲月シェフは冷静に
「野菜でデザートを作ることは、本来くえろのような大衆店ですることではない。
野菜を使用するような凝ったデザートをする必要が無いと本場のトラットリアは考えていると思う。その上のリストランテ(レストラン)の領域だと。」
と、分析していました。
確かに
イタリアでも
トラットリアでそんなデザートを見たことがないですね。
シンプルかつ伝統的なデザートばかり。
トラットリアを目指すくえろにとっては
方向性がぶれている気もいたします。
今回は
岡地シェフのスイッチが入ったみたいで・・・
そして、何よりも
かなり美味しいと感じましたので、
迷うことなくメニューに載せました。
現状のくえろは
まだまだ
思考錯誤している段階なので、
いろんな方向性の料理を提案していきたいと思います。
シェフが作りたい料理を作らせてやろうと思っています。
制約が無い方が
美味しい料理が考案されると思いますので(笑)
もちろん、
1つ1つの料理は
試食を繰り返して
間違いなく美味しいと理解した上でメニューに載せています。
以上は
それぞれの料理の関連性の話です。
方向性というか
くえろオリジナルの創作と言えば話は早いのです。
しかし、
私も奥野シェフも『創作料理』と言う言葉に強いアレルギーがあります。
基本となる伝統的な料理を突き詰めてから
自分なりに創作していく。
私達が目指すくえろの方向性は
イタリアの伝統的なトラットリアの範疇の中で
日本という土地の特性を生かした大衆的な料理です。
家庭料理はより洗練し。
一方
リストランテの料理はいかに角をとるか。
今後も
その作業を突き詰めていきたいと思います。
私はそんな未成熟なところが
おもしろいと感じています。
お客さまもそんな危なっかしいくえろを楽しんでいただければと思います。
次回以降、
今回のような凝ったデザートをするかどうかはわかりません。
食べた方は
感じていただけると思います。
2回目のデザートです。
2年前にもやった時は
同業の方(パティシェ)が3人、
わざわざ食べに来てくれましたからね。
レベルが上だとか、下かと、、、よくわかりません。
わかりやすいデザートが私は好きです。
しかし
たまには
同業の方が食べてみたいというデザートも良いかなと思うんですが
いかがでしょうかね?
見方のよっては凄いデザートみたいです。
完全に高級店のデザートですよ。
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こちらは若干プライベートに近いです。
よかったら見てください。
堺市のイタリア料理屋 くえろ・くえら飯田