’12.7/31(火)から8/5(日)の旬のメニューです

<前菜>
・とりササミ肉とチンゲン菜のソテー 生姜風味 林檎のピューレ添え ¥1,680

<パスタ>
・あさりとブロッコリーと自家製からすみのスパゲティ       ¥1,680

<メイン>
・サバのグリル 揚げ茄子添え                    ¥1,680

<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツソース                ¥472

<前菜>
・とりササミ肉とチンゲン菜のソテー 生姜風味 林檎のピューレ添え

ササミはバターで焼いて、生姜と絡めて蒸し焼きに。
ソテーしたチンゲン菜を合わせます。

チンゲン菜が主役。こんなに美味しくチンゲン菜を食べたことはないですね。

林檎のソースの酸味と甘み。果物にしては優しい。
しかし、
料理に使用すると強い個性があります。
その甘い個性をチンゲン菜の苦味を合わせると馴染むんです。
馴染むには
生姜のソースがチンゲン菜のエグ味を和らげるからこそ。

ささみと林檎は相性抜群です。

この前菜は
林檎によってササミが美味しく。
チンゲン菜によって林檎の果物感を抑え。
生姜によってチンゲン菜のエグ味を和らげ。
生姜だけでは美味しく無い、脇役だ、
脇役は主役のササミがあって初めて引き立つ。

この4種の相互関係。

食材の選択・バランス(量)・料理方法、
問題ないですね。
稲月シェフらしい繊細な味です。

見た目は大胆です。
チンゲン菜をたっぷり食べて欲しいです。
必ず「美味い!」と言わせてみせます!

<パスタ>
・あさりとブロッコリーと自家製からすみのスパゲティ

あさりにブロッコリーのペーストを加えて、仕上げに自家製のからすみをふりかけたパスタ。

主役はブロッコリーです。
ブロッコリーの香りと甘味を感じていただくパスタ。

その甘味を引き立てるためにあさりのコク。

あさりのダシとブロッコリーのペーストの相性は素晴らしい!

あまりに素晴らしいので、他の食材は入れていません。

他の食材を加えると味が複雑になり美味しくなるのですが
ブロッコリーの味が薄くなってしまう。

それほど
繊細な甘味と香り。

その繊細なブロッコリーの特徴を消すことなく
上手に引き立ててくれる『あさり』。

ブロッコリーとあさりの相性は素晴らしいと言わざるを得ませんね。

そして、自家製のからすみの塩分と強いコク。

からすみは高級な食材。

しかも、パスタを作るのは奥野シェフ。
大量にぶっかけますから。

安く提供するにはからすみそのものを作るしかない!

試行錯誤で完成した自家製からすみ。

そんな『自家製からすみ』を主役にするのではありません。

なんと
ブロッコリーの脇役に使うんですよ。
自家製のからすみは細かくおろして
上からふりかけるので
繊細なブロッコリーの味を消すことも無く、強烈なアクセントになっています。

しかも
結構な量をふりかけます。

こんな贅沢なからすみの使い方。

自家製で作っているから、できることですね。

奥野シェフらしい味に仕上がっています。
自家製カラスミとあさりとブロッコリーのパスタ

<メイン>
・サバのグリル 揚げ茄子添え

久々に『サバ』です。

今回はサバをソテーして
揚げた茄子の上に
『自家製イカナゴの唐辛子漬け』を主体として
バルサミコ酢とトマトソースを加えたソースを塗ります。

茄子は
なんで油とこんなに相性が良いのか・・・。

たまりませんね。

油で揚げた茄子に
ピリッと辛い唐辛子、そしてイカナゴの強いコク。
そんなソースを塗られると
とびっきり甘くなりますね。

その上に
ごくシンプルにソテーしたサバが。

イカナゴのソース、揚げた茄子とよく合います。

青魚特有の臭みも全く感じませんでしたね。

下には
炊いておいたインゲン豆。

これらは
あえて温めません。

上には熱々の茄子とサバ。

この温度差も
おもしろいですね。