<前菜>
・美瑛産メロンと生ハム ¥1,575
<パスタ>
・イカスミのスパゲティ ¥1,680
<メイン>
・鰤(ぶり)の照り焼き風 南瓜のクレーマと共に ¥1,575
<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツのソース ¥472
<前菜>
・美瑛産メロンと生ハム
私が店をする前に2ヶ月半ほど働かせていただいていたKさん。
Kさんは瓜系を非常に上手に作られます。
北海道のトマト農家の友人N曰く『瓜系の名人』
NもKさんのメロンを知人に送るみたいです。
同じ地区内には、他にもメロン作っている人がたくさんいてるんですよ。
にもかかかわらず
同じ農家さんから注文をもらうメロン。
それほどKさんのメロンが美味しいんです。
まず、
ねっとりとまとわり付くような甘味。
さらに
赤肉のメロン特有の瓜系の香り。熱帯を想像させるような特徴。
それは、日中は30度を越えて、晩は20度を下回る。
この寒暖の差を持つ北海道だからこそ『強いメロン』が育ちます。
そして、これらの特徴は青肉のメロンよりも強いです。
ここがポイントです。
だからこそ
そんな赤肉のメロンにパルマ産の『生ハム』を合わせるんです。
『生ハムメロン』を嫌な食べ方の代表のように笑いにされます。
味・香りの薄い赤肉メロンに合わせるから気持がわるいんです。
とにかく、笑う前に本当の『生ハムメロン』を1回食べてみてください。
何でも挑戦する食に貪欲な日本人。
にもかかわらず、
誤解をされ続けている『生ハムメロン』。
今週は最高の赤肉のメロンの時期に合わせて、
切りたての最高の生ハムと共に、提案させていただきます。
<パスタ>
・イカスミのスパゲティ
イカのスミ漬けを熟成させて作った自家製のイカスミソースのスパゲティ。
先々週の金曜日に
イカのワタで塩漬けを作りました。
いつもは1週間なんですが、
今回は2週間ほど熟成させています。
(1週間以上の準備期間を要するために大変なんですが、
人気のパスタなので頑張ります!)
その墨の塩漬けにトマトソースを混ぜて
イカスミソースを作ります。
イカスミソースは
実はトマトソースなんですよ。
業務用のソースを使用して
あさりなどの具材を入れてアレンジすれば
簡単には出来るんですが・・・
奥野シェフは料理マニアなので、
いちから作らないと気がすまないので・・・
皆さん付き合ってやってください(笑)。
くえろの『イカスミソース』はトマトソースが多めなので、
一般的なイカスミソースよりは色が薄いです。
しかし、
味は濃厚ですよ。
私の説明も濃いですが(笑)。
『くえろのイカスミ』のファンの方、
大変お待たせいたしました。
なんせ
リクエストno1ですから。
私たちの表現したい感覚を感じていただければ幸です。
2週間かかるので、作り足せません。
しかし、
慌てなくても大丈夫です。と言いたいのですが、
今回は45食くらいなので
若干、急ぎ気味でお願いいたします。
とりあえず、イカスミをすすってください。
そして
喉を鳴らしながら白ワイン、ビールで流し込む。
最高ですよ!
<メイン>
・鰤(ぶり)の照り焼き風 南瓜のクレーマと共に
バルサミコと赤ワインで照りを出した鰤に
クミン風味の南瓜のクレーマを合わせます。
鰤は粉をうって焼きます。
鰤の焼き加減が全て。
脂がのった身に火を入れるのですが、
火を入れすぎないように。
しかし
バルサミコ酢と赤ワインのソースを馴染ませなければならない。
職人の技。
家庭の焼き加減と違う点と感じて欲しいです。
そんな脂がのった鰤に南瓜のクレーマをあわせます。
南瓜にはクミンを入れます。
南瓜の甘みとクミンの香りがこんなに鰤に合うのか?
驚きました。
さらに
ソテーして添えたミョウガのビリビリ感。
鰤の脂っぽさを和らげ、最後まで飽きずに鰤を食べられますね。
そんな鰤と南瓜がしっかりとした味。
対して
ソテーしたオクラの食感。
チンゲン菜とシャリシャリ感。
ほっとしますね。
口休めにしてください。
鰤は美味しいですね。