‘12.10/2(火)から10/7(日)の旬のメニューです

<前菜>
・きびなごのフリット クリームソース 青のりの香り ¥1,680

<パスタ>
・剣先イカのアーリオ オーリオ スパゲティ      ¥1,575

<メイン>
・サーモンのグリル アンチョビバターソース      ¥1,680

<デザート>
・バナナのムース チョコレートのソース         ¥462

<前菜>
・きびなごのフリット クリームソース 青のりの香り

キビナゴのフライを青のりの入ったクリームソースで食べていただきます。

初めて使う食材『青のり』。
合わせるのは『キビナゴ』。

キビナゴは10センチほどの小さい魚なので、
骨や内臓(ワタ)をとらずそのままフライにします。
甘い身と、ワタのほのかな苦味が特徴。

そのキビナゴを青のりのソースをつけると、
苦味が後味の良い『キレ』に感じるんですね。

ソースによって食材の印象が変わる。
これがソースの使い方ですね。
改めて感じました。

くせのあるニンニクの芽も甘く感じます。
アスパラもより甘く。
インゲン豆は豆の香りがより感じられます。

これらはソースの一体感ですね。

自然豊かな海のキビナゴが・・・

『青のりの風味』の作用でしょうか?

ブロッコリー・アスパラ・ニンニクの芽・インゲンが
まるで海で育ったかのように・・・

キビナゴと野菜達を青のりが上手く繋いでいます。

青のりの使い方を楽しんでほしいですね。
きびなごのフリット クリームソース 青のり風味

<パスタ>
・剣先イカのアーリオ オーリオ スパゲティ

登場人物はイカとネギと茄子だけです(笑)
素材の味を生かしたシンプルなペペロンチーノです。

旬の『剣先イカ』を一杯使います。
なので
下足(ゲソ)まで入っています。

試食後の感想はこんなに甘いかね?
旬ならではの甘さやな。

イカの火の入れ方も絶妙だし。
軟らかく甘い。

また
青ねぎの食感がよいアクセント。
噛んだ際に発つネギの香りもなるほどという感じ。
もちろん唯一の色味も(笑)。

さらに
直火で炙った茄子を加えます。

焼き茄子の個性は強いですね。
茄子自体はそんなに特徴があるわけではないんですが・・・

焼くと・・・
しかも
直火でね。

途端に強い個性が引き出されます。

イカの甘みに
焼き茄子特有の
火の香りのアクセント。

ネギの食感も良い。

素晴らしいバランス。

そこに
Bioのオリーブオイルを
惜しげもなくたっぷりと使います。

イタリアの田舎っぽい強い香りが最高。

このオイルがあるからこそ
まかないではなく晩のパスタとして堂々と出せますね。

奥野シェフらしいシンプルでガツンとくるパスタですね。
剣先イカのアーリオ オーリオ スパゲティ

<メイン>
・サーモンのグリル アンチョビバターソース

肉厚なサーモンのステーキをアンチョビとバターのソースで食べてもらう人気の魚料理です。

アンチョビバターソースはどうやっても美味しいですから。
このソースは書きようがないんですよ。

というのも、
どんだけ説明しても
絶対に食べた方が美味しいと感じますから。
匂いがたまらんことになっています。

それでも説明しますね(笑)。

想像してくださいよ!
バターを溶かした香り
たまらんですよね。

刻んだアンチョビが加熱された香り。
どこか醤油を焦がした香りにも似ています。
胃の奥の奥をこちょばしてくるたまらん香り。

当然、サーモンとの相性は◎

サーモンって脂がのっています。
よく嗅いでみると若干魚臭いですよ。

そもそもソースは魚や肉などの臭いを押さえて食べる役割もあります。

今回のアンチョビバターソースはそういう意味では100点です。

欧米とは異なり、水揚げ後に魚を絞める文化があるので
日本の魚は臭くないです。
塩焼きでも十分に美味しく食べられます。

それでも
魚が苦手な方は多いですね。

魚が好きな方にはわからないかと思いますが
塩だけでは臭いが消え切っていないと感じる方も多いです。

そんな方に思い切って食べて欲しい魚料理です。
サーモンは魚の中でも比較的食べやすいですし、100点のソースですし・・・(笑)

付け合せの苦味が特徴的なトレビスも
このソースで食べると最高!!!

アンチョビバターソースの殺人的な香りにやられてください。
この香りが駄目な方に会ってみたいですな。
それ程の良い香りです。
とにかく試してくださいね。
サーモンのグリル アンチョビバターソテー