<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース ¥1,680
<パスタ>
・スパゲティ 栗と自家製ベーコンのカルボナーラ(限定50食) ¥1,680
<メイン>
・ブリのソテー ミックスサラダ フェンネルの香り ¥1,680
<デザート>
・蜂蜜ヨーグルト あんこ添え ¥472
<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース
ホタテのフライ(天ぷらのようなもの)と白ネギのグリルを
パプリカのソース(ロメスコソース)で食べてもらいます。
バルセロナに行った時に『カルソッツ』という料理を食べました。
冬の時期に食べるネギを焼いたものに
『ロメスコソース』という
パプリカやナッツの入った濃いオレンジ色のソースで食べました。
私も奥野シェフも忘れられなくて・・・
もう1度バルセロナに行きたい理由のうちの1つです。
それほど美味しかった料理。
今週末に再現しました。
今回は
ネギだけではなく
ホタテのフリッタ(衣を付けて揚げた)も合わせます。
ネギの香ばしさとホタテ特有の甘味が、
ロメスコソースによって引き立てられています。
パプリカの甘味、トマトの酸味、アーモンドの香ばしさ。
完璧にそっくりですよ。
鮮やかな朱色のソースと
緑と白のネギ。
目でも楽しい前菜ですね。
白ワインかビールでいきましょうかね。
<パスタ>
・栗と自家製ベーコンのカルボナーラスパゲティ(限定50食)
栗の入った自家製のベーコンのカルボナーラ。
くえろには季節のカルボナーラがあります。
春は『そら豆のカルボナーラ』
夏は『トウモロコシのカルボナーラ』
秋は『栗のカルボナーラ』
冬は『ゆり根のカルボナーラ』
4つの中で最初に出来たのが今週の『栗のカルボナーラ』です。
秋を感じられるパスタです。
自家製のベーコンをフライパンにのせると
はじけるように油がでてきます。
その油に卵黄、生クリームがよく合うんです。
そんなまったりとした濃厚なソースに栗の香りが移ります。
まるで栗ご飯のように・・・
こってりとしたソースが栗の香りとコクで
くどくなく食べられるんですね。
匂いを嗅いでも『栗』
口に入れると、ふわっと秋の香りが。
普通のカルボナーラではあまり味わえない風味。
鼻からも味わってほしいです。
仕入先曰く、
「栗は落ちるときはほとんど同時やからな。
ある時期はたくさんあるが、ぴたっと終わるからな」
そらそうですよね。
栗は自然のもんやから作付けをずらしたりできないですよね。
ただ南から順番に落ちていくだけですね。
最も旬が短い食材の一つ。
なので年1回の登場です。
カルボナーラ好きの方は、お見逃しのないように!
なお、自家製のベーコンが50人前しか作れませんでした。
なので、限定50食とさせていただきます。
栗は65人前くらいあります。
なので、完売後は『栗と生ハムのカルボナーラ』を予定しています。
<メイン>
・ブリのソテー ミックスサラダ フェンネルの香り
今が旬の脂がのったブリのソテー。
フェンネルと自家製ヨーグルトで和えた白菜のサラダを添えます。
ブリを軽くソテーします。
包丁を入れると中は半生。
切り面は脂でキラキラ。
そこに白ワインにドライトマト・ケッパー・アンチョビを加えたソースをかけます。
隣には白菜がメインのミックスサラダ。
役不足では?と思いきや・・・。
まだ葉っぱの中心の部分も
肉厚は薄く大きくなる前の小さめの白菜。
厚めの千切りでシャリッとした食感は残す。
みずみずしくて歯ざわりも良く、生で食すには◎。
さすが何倍もある普通の大きさの白菜より高いだけのことはある(笑)。
ローマの市場で買ってきたフェンネルの種と自家製のヨーグルトで和えます。
この白菜だけでもワインが飲めます。
しかも、ブリと一緒に食べると、ブリの脂が上品に感じましたね。
旬の新鮮なブリとはいえ、芳醇な脂の部分に青魚特有クセは若干ですがありますね。
しかし、
ヨーグルトの優しい酸味とフェンネルの独特の香りが
上手くブリのクセの部分のみを消すというか、中和するようなアイデアでした。
ビネガー(酢)を使わなかった稲月シェフ。なるほど!