‘13.1/29(火)から2/3(日)の旬のメニューです

<前菜>
・とりササミ肉となばなのソテー 林檎のピューレ添え ¥1,680

<パスタ>
・生ハムとゆり根のカルボナーラスパゲティ       ¥1,575

<メイン>
・真鯛のグリル アンチョビバターソース         ¥1,680

<デザート>
・オレンジのプリン                      ¥472

<前菜>
・とりササミ肉となばなのソテー 林檎のピューレ添え

ササミはバターで焼いて、生姜と絡めて蒸し焼きに。
ソテーしたなばなを合わせます。

なばなが主役。こんなに美味しくなばなを食べたことはないですね。

林檎のソースの酸味と甘み。果物にしては優しい。

しかし、
料理に使用すると強い個性があります。
その甘い個性を春菊の苦味を合わせると馴染むんです。
馴染むには
生姜のソースがなばなのエグ味を和らげるからこそ。

ささみと林檎は相性抜群です。

この前菜は
林檎によってササミが美味しく。
なばなによって林檎の果物感を抑え。
生姜によってなばなのエグ味を和らげ。
生姜だけでは美味しく無い、脇役だ、
脇役は主役のササミがあって初めて引き立つ。

この4種の相互関係。

食材の選択・バランス(量)・料理方法、
問題ないですね。
稲月シェフらしい繊細な味です。

見た目は大胆です。
なばなをたっぷり食べて欲しいです。
必ず「美味い!」と言わせてみせます!

<パスタ>
・生ハムとゆり根のカルボナーラスパゲティ

春のそら豆のカルボナーラ

夏のトウモロコシのカルボナーラ

秋の栗のカルボナーラ

に続く
冬の『ゆり根のカルボナーラ』。

パルマ産の14ヶ月熟成のプロシュート(生ハム)を2枚使ってダシをとって、
卵黄、生クリーム、パルメザンチーズの味付け。

今回はゆり根の土の香りを生かすべく、
ベーコンではなく生ハムと合わせました。

『赤身の部分に白い細かい点々(アミノ酸の結晶化)がでている生ハムは美味しいんです。』

数年前、バルセロナに行った時に
現地で3年修行している友人Mさんに会いました。
そのMさんが勤めていたレストランの仕入先のハム屋さんに
連れて行ってもらった時に、
お店の人に教えていただきました。
もちろんMさんの通訳付きで(笑)

話はそれましたが
今回の生ハムも
白い結晶がでています。

27ヶ月熟成のパルメザンチーズに合わせても
全く引けをとらない味ですよ。

そんな凄いレベルのぶつかり合いの中でも
『ゆり根』は存在感がありますね。
芋のような食感・土の香り。
凄い食材ですね。

このカルボナーラは
和食を5年修行していた奥野シェフならではの組み合わせ。

つまり
タマゴとゆり根の相性は◎。
茶碗蒸し・ゆり根のタマゴとじなど。

そんなゆり根と
イタリア代表の生ハム・パルメザンチーズとのぶつかり合い。
見ごたえ、食べ応えありますよ。

カルボナーラ好きの方はお見逃し無く!

<メイン>
・真鯛のグリル アンチョビバターソース

真鯛のステーキをアンチョビとバターのソースで食べてもらう人気の魚料理です。

アンチョビバターソースはどうやっても美味しいですから。
このソースは書きようがないんですよ。

というのも、
どんだけ説明しても
絶対に食べた方が美味しいと感じますから。
匂いがたまらんことになっています。

それでも説明しますね(笑)。

想像してくださいよ!
バターを溶かした香り
たまらんですよね。

刻んだアンチョビが加熱された香り。
どこか醤油を焦がした香りにも似ています。
胃の奥の奥をこちょばしてくるたまらん香り。

当然、真鯛との相性は◎

真鯛は脂がのっています。
よく嗅いでみると若干魚臭いですよ。

そもそもソースは魚や肉などの臭いを押さえて食べる役割もあります。

今回のアンチョビバターソースはそういう意味では100点です。

欧米とは異なり、水揚げ後に魚を絞める文化があるので
日本の魚は臭くないです。
塩焼きでも十分に美味しく食べられます。

それでも
魚が苦手な方は多いですね。

魚が好きな方にはわからないかと思いますが
塩だけでは臭いが消え切っていないと感じる方も多いです。

そんな方に思い切って食べて欲しい魚料理です。
真鯛は魚の中でも比較的食べやすいですし、100点のソースですし・・・(笑)

付け合せにはカブとレンコンとごぼうのフリット。
土の香りのする野菜達にをこのソースで食べると最高!!!

アンチョビバターソースの殺人的な香りにやられてください。
この香りが駄目な方に会ってみたいですな。
それ程の良い香りです。
とにかく試してくださいね。