’13 イタリア話 その8 『時差なのか天然なのか、とにかくボケ』

『時差なのか天然なのか、とにかくボケ』

19時半にホテルに戻った。
両手の荷物を置きに。

まだ、晩御飯には早い。
20時半に出ようか・・・

と約束してそれぞれ部屋に戻った。

私は眠気と戦いながら・・・
まさに『耐えた』だ。
何とかグッチと途切れ途切れでヨタヨタと話を続けた。

20時半に奥野の部屋に電話をかけた。

奥野「・・・はぁ」

(やっぱりか・・・)

飯田「寝てたんか?」

奥野「おう」

飯田「どうする?」

奥野「朝ごはんの話?」

飯田「はぁ?(笑)。晩やん。忘れたんか?」

奥野「あぁ、晩か・・・。やめておくわ」

飯田「(笑)だろうな、了解。明日は何時?」

奥野「始発でドゴール(空港)やな」

飯田「おいおいおい!明日は3日目やで!」

奥野「何で!ローマやって」

飯田「あほか!ちゃうちゃう今日は2日やで」

奥野「・・・そうか・・・」

飯田「どんだけ寝ぼけとんねん!」

奥野「じゃあ7時や・・・寝るわ」

電話が切れた。

グッチ「どうするんですか?」

飯田「眠いんやって(笑)」

グッチ「ですよね。」

飯田「凄い電話やったわ。俺が聞いた質問に何一つまともに答えられへんかったからな(笑)」

グッチ「全然、噛み合ってなかったですね(笑)」

飯田「笑かすで!俺も眠い。」

グッチ「腹減りません?」

飯田「すまん。全く減ってない(笑)」

グッチ「そうですか・・・」

飯田「どっか行ってこいや」

グッチ「1人で?」

飯田「大丈夫やって!」

グッチ「無理です」

飯田「じゃあ、何かテイクアウトしてこいよ!」

グッチ「・・・ですね・・・」

飯田「寝るわ。」

数時間後。

飯田「何時?」

グッチ「0時です」

飯田「やってもうた。行ってきたか?」

グッチ「はい。」

飯田「食べにいったんか?」

グッチ「まさか・・・その辺でパニーノを」

飯田「ええやん」

グッチ「ええことないですよ。めっちゃ不味かった。」

飯田「(笑)」

翌朝のフランスパンが美味しかった。
フランスパン

もちろんコーヒーも
コーヒーも