’13.2/26(火)から3/3(日)の旬のメニューです

<前菜>
・鯛のフリット パプリカのソース 南瓜のサラダ ¥1,680

<パスタ>
・金柑と生ハムのカルボナーラスパゲティ     ¥1,575

<メイン>
・フェンネルのソーセージ               ¥1,680

<デザート>
・クレームカラメル(プリン)              ¥472

<前菜>
・鯛のフリット パプリカのソース 南瓜のサラダ

黒オリーブを挟んで揚げた白黒の鯛。
ドライトマトを挟んで揚げた赤白の鯛。
パプリカのソースをつけながら食べていただきます。

黒オリーブの香りとコク。
ドライトマトの酸味とコク。

それぞれが
鯛と合わせると
主役を甘く感じさせてくれます。

下には
酸味と香りが華やかな
鮮やかな朱色のパプリカとトマトのソース。

そこに
蒸かしてから潰して、
オリーブオイルと干しぶどうを加えた黄色い南瓜。

さらに
食感・香りがよい茶色のくるみ。
素揚げしたれんこん、パプリカを添えて・・・

様々な色彩の食材同士の組み合わせ。

また
食材とソースの組み合わせ。
これらを変えながら、
食べていただきます。

目も舌もあきさせませんよ。

<パスタ>
・金柑と生ハムのカルボナーラスパゲティ

卵黄と生ハムとペコリーノチーズの濃厚なソースを
金柑の柑橘系の香りで食べるカルボナーラ。

くえろには季節のカルボナーラがあります。

春の『そら豆のカルボナーラ』
夏の『トウモロコシのカルボナーラ』
秋の『栗のカルボナーラ』
冬の『ゆり根のカルボナーラ』

そして
冬にはもう1つ『金柑のカルボナーラ』

卵黄・パルメザンチーズ
ペコリーノチーズ・生クリーム
ここに金柑の酸味が合うんですね。

しかも、
金柑は皮を食べる少し変わった果物。
今回は金柑をスライスして皮も実も入れます。

しかし、
もともと果汁が多くないので、分離することなく上手く酸味が加わっています。

その酸味は、
同じ柑橘類のレモンやオレンジと比べると優しいですね。

そのため、
ハーブの香りを含んだ強いコクを持つ自家製ベーコンではなく
優しい繊細なコクの生ハムを合わせました。

『和』を代表する上品な金柑にパルマ産の14ヶ月熟成の生ハム。
日本とイタリア、最高の組み合わせですね。

仕上げに、
粒の黒コショウをガリガリおろします。
おろしたてのコショウが持つ爽やかな香りが全体を引き立てます。

さらに、おろしたペコリーノロマーノをふりかけるんです。

ペコリーノの塩分と香りが
金柑と生ハムの上品なコクを上手く引き立てています。

あっさりしているにもかかわらず
お酒がほしくなるほどしっかりとしたコクがあります。

金柑のシーズンもそろそろ終わりですね。
カルボナーラ好きの方は見逃せませんよ!

<メイン>
・フェンネルのソーセージ

フェンネルの入ったわらじ状のハンバーグのようなソーセージ。
カブ・スナップえんどう・インゲン豆を添えます。

フェンネルとは清涼感と甘みと独特の香りを持つ香草。
イタリアではフェンネルの入ったサラミなどよくあります。

また、インドではレストランのレジの横にあり、会計時に一つまみくれるみたいです。
日本で言えば焼肉屋さんでくれる『はっか味の飴やガム』のようなもんですね。

もちろん、日本にもフェンネルはありますが、においが薄く物足りないです。

そこで、ローマの市場内のインド人がやっているスパイス屋さんから仕入れています。
今回のものは今年の正月に購入したものです。

市場内にたくさんスパイス屋はあるんですが、やはりインド人。
なぜなら、イタリア人もインドからしいれるんですから。
ならば、インド人から直でいこうぜ!

ということで、やはり、物も良いです。

初めは試食を求めたら「買うのか」と何回も聞かれた。
買うかどうかを決めるために試食をするのだが・・・
おそらく観光客のひやかしがおおいからかえらい慎重だった。
シェフがイタリア語で日本でパスタ屋をしている。
なので、買う意思はある。と伝えると。

試食をさせるさせる(笑)

黒胡椒なんて何種類だしてくるんだ!
丸のまま食べたら、終了~!
口の中は辛くて・・・
何も味がしなくなる。

最近は顔を覚えてくれたので、
何も言わなくてもどんどん試食をさせてくれます。
しかも良いものを勧めてくれる。

今回のフェンネルもその1つ。

日本では味わえないような
スパイシーなソーセージです。

めちゃめちゃ辛いなど下品な味付けじゃ、ありませんよ。
上品かつスパイシーです。

食べたことのない方は、もちろん、
以前に食べて気に入った方は是非食べておいてくださいね。

久々にメイン料理を熱く書いてしまいました(笑)