‘13.3/12(火)から3/17(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ジャコエビとししとうのフリット           ¥1,680

<パスタ>
・自家製キタッラ そら豆のカーチョ エ ペペ  ¥1,785

<メイン>
・豚ばら肉のペポーゾ(黒コショウ風味の煮込み)
  鳴門金時のソテー                ¥1,890

<デザート>
・パンナコッタ ラズベリーのソース        ¥472

<前菜>
・ジャコエビとししとうのフリット

濃厚な味わいのジャコエビとししとうを素揚げしたを生野菜とともに。

素揚げしたジャコエビは殻が薄いので殻ごと食べられます。
揚げてしまうと
殻は芳ばしくて美味しいですね。

そして
肉厚なししとう。
ほのかな苦味が・・・。

エビのカリッとした食感とともに良いハーモニーが。
思わずビールをグビッといきたくなりますね。

横には
生野菜のサラダ。

下には
ツナとトマトをミキサーで混ぜたオレンジ色のソースが。

トマトの酸味の中に
かすかに感じる魚の風味がオニオンスライスによくあいます。

芳ばしいエビの
揚がった香り。

サラダにはディル。

これらの香りが
食欲をそそります。

香草の余韻の中で噛む、エビの殻の食感がたまりません。
ビール、白ワインが放せない前菜ですね。

<パスタ>
・自家製キタッラ そら豆のカーチョ エ ペペ

今年の冬季休暇でもローマで『カーチョ・エ・ペペ』を食べてきました。

やはり、最も好きなパスタですね。不動の1位です。

塩ゆでしたパスタに、おろしたペコリーノロマーノ(ローマ産、羊のミルクのチーズ)をふりかけて、
黒胡椒をふっただけのシンプルなソースです。
こんなシンプルなソースが一番いいんですよ。

ローマの食材屋のおっちゃんの話。
ローマの羊は海の近くの草を食べている。
すると、若干の塩分を含んだ草を食べ続けていると、
体内に塩分が回り、ミルクがしょっぱくなるらしい。

その塩分を含んだミルクに、通常のチーズを作るときと同量の塩分を加えるために、
出来上がった『ペコリーノロマーノ』は塩分が高くなる。
らしい。

その強めの塩分を利用したソースです。

今までにも乾麺で再現したことはありました。
しかし
本場のカーチョ エ ペペは生パスタなんです。
なんと
今回は自家製のパスタ(キタッラ)でやります。
しかも、ローマで購入したペコリーノチーズを使って。

試食では口に入れた瞬間にペコリーノの香りが脳に突き抜ける感じがしました。
そして
個性の強いチーズに負けないそら豆の春の香り。

そこに
生パスタのモチモチ感。小麦の甘い香り。
たまらないですね。
噛みながら目を閉じると、
ローマを感じましたね。

シェフ2人ともイタリア修行時代は毎日パスタをうっていたらしいです。
『イタリアで修行した』と言えば
一言ですが、、、

簡単にパスタをうってしまう2人を見ていると
凄いな!と思いましたね。

今週末は多くのお客様に食べてほしいですね。

イタリアでの修行を経ての味なんだな!
と少しでも感じていただければ嬉しいですね。

<メイン>
・豚ばら肉のペポーゾ(黒コショウ風味の煮込み) 鳴門金時のソテー

ペポーゾとは
こしょうのペーペpepeからきています。
ポーゾとは『風』
コショウ風という意味。
トスカーナの伝統料理のひとつ。

トマトがなかった15世紀頃の料理。
フィレンツェのドゥオーモを作る際に、
大量のレンガが必要でした。
その労働者達は、1日中、交代でレンガを焼き続けたと言います。
そんなレンガ職人が作業のさなかに食べた煮込み料理。
胡椒をタップリ効かせた煮込み料理です。

肉を切るのにナイフは不要、
フォークでも簡単に切れます。
とても柔らかい。
煮込んでいる途中は
味見するとむせるほどに辛い!
えらいもんで
仕上がると、驚くほど辛い、ということはないです。
コショウ風味やな!程よい風味。
仕上げにもう1回
上から黒コショウを降るくらいですから。

そんな、コショウ風味のペポーゾには
甘い果物をあわせることが多いですが、
今回は、
糖度は果物と変わらないくらい甘い
『サツマイモのソテー』。
サツマイモだけでは少しパサパサして喉が詰まる感じがしますよね?
ペポーゾのソースを付けるとたまらないですよ。

仕上げは上からの黒コショウだけではありません。
ペコリーノチーズをスライスして
上にふわっとのせます。
高級なチーズなので
薄く薄くいかせてもらいます(笑)。

ビール、赤ワインが手放せないですね。