‘13.3/26(火)から3/31(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース ¥1,680

・ゴーダチーズのブルスケッタ(会員限定メニュー) ¥525

<パスタ>
・うすいえんどうと生ハムのタリアッテッレ       ¥1,575

<メイン>
・鰤(ぶり)の照り焼き風 南瓜のクレーマと共に   ¥1,680

<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツソース         ¥472

・桜のムースとミントのジェラート(会員限定メニュー)¥787

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース

ホタテのフライ(天ぷらのようなもの)と白ネギのグリルを
パプリカのソース(ロメスコソース)で食べてもらいます。

バルセロナに行った時に『カルソッツ』という料理を食べました。

冬の時期に食べるネギを焼いたものに
『ロメスコソース』というパプリカやナッツの入った濃いオレンジ色のソースで食べました。

私も奥野シェフも忘れられなくて・・・
もう1度バルセロナに行きたい理由のうちの1つです。

それほど美味しかった料理を今週末に再現しました。

今回はネギだけではなく
ホタテのフリッタ(衣を付けて揚げた)も合わせます。

ネギの香ばしさとホタテ特有の甘味が、
ロメスコソースによって引き立てられています。

パプリカの甘味、トマトの酸味、アーモンドの香ばしさ。
完璧にそっくりですよ。

鮮やかな朱色のソースと
緑と白のネギ。
目でも楽しい前菜ですね。

白ワインかビールでいきましょうかね。

<パスタ>
・うすいえんどうと生ハムのタリアッテッレ

14ヶ月熟成の生ハムでダシをとって
うすいえんどうのペーストを加えただけのシンプルなソース。
きし麺のようなタリアッテッレで食べていただきます。

桜も咲いてきました。春ですね。
登場人物は『うすいえんどう』と『生ハム』のみ。
これでこんなに春を感じさせてくれるなんて!
このパスタを食べた感想です。

2つの食材だけで
これほど『春』を表現できるのか・・・

見た目はうすい黄緑色。
ペーストにしたうすいえんどうの色そのものです。
見た目も春らしい!

食べてみると。
口に入れた瞬間。

いや、口に入れる前に
鼻の下にパスタがきたら
ふわっと何ともいえない豆の香りが・・・

口に入れると
香りが口いっぱいに広がる。

食べる前に嗅いだ、鼻からの香りと合わさって
口も鼻も豆のよい香りで包まれます。

でもね、豆は難しいです。
豆の香りは素晴らしいですよ。
香るほど多くの量を入れるでしょ。
私は嫌いなパサパサ感(粉っぽさ)が出てきよるんです。

しかし
生ハムのダシが豆感を損なうことなく
粉っぽさも上手く抑えてくれています。
そして
あっさりとした濃厚なコクによって
味の輪郭を上品に整えてくれています。

仕上げにパルメザンチーズをふりかけます。
味に広がりが出て素晴らしいです。

今年、初めての奥野シェフの新作のパスタ。
試してください。
だいぶ強めに勧めておきます。

<メイン>
・鰤(ぶり)の照り焼き風 南瓜のクレーマと共に

バルサミコと赤ワインで照りを出した鰤に
クミン風味の南瓜のクレーマを合わせます。

鰤は粉をうって焼きます。
鰤の焼き加減が全て。

脂がのった身に火を入れるのですが、
火を入れすぎないように。
しかし
バルサミコ酢と赤ワインのソースを馴染ませなければならない。
職人の技。
家庭の焼き加減と違う点と感じて欲しいです。

そんな脂がのった鰤に南瓜のクレーマをあわせます。

南瓜にはクミンを入れます。

南瓜の甘みとクミンの香りがこんなに鰤に合うのか?
驚きました。

さらに
ソテーして添えたミョウガのビリビリ感。
鰤の脂っぽさを和らげ、最後まで飽きずに鰤を食べられますね。

そんな鰤と南瓜がしっかりとした味。

対して
ソテーしたごぼうの食感。
チンゲン菜とシャリシャリ感。

ほっとしますね。
口休めにしてください。

鰤は美味しいですね。

春ですね。

今週は季節を感じるデザートです。