’13.5/14(火)から5/19(日)の旬のメニューです

<前菜>
・魚介のフリット アンチョビバターソース               ¥1680

・焼き豚のブルスケッタ(メール会員限定)              ¥525

<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ                       ¥1680

<メイン>
・フェンネルのソーセージ                        ¥1680

<デザート>
・えんどう豆のジェラート     ・紅茶のジェラート        各¥367 
・ジェラートの2種盛り合せ                        ¥577    

・木苺のアーモンドケーキとヨーグルトジェラート(メール会員限定) ¥787

<前菜>
・魚介のフリット アンチョビバターソース

魚に衣を付けて揚げます。
そのフリットをアンチョビバターソースで食べていただきます。

このメイン料理はソースが最高なんです。
想像してくださいよ!
バターを溶かした香り。たまらんですよね。
刻んだアンチョビが加熱された香り。
どこか醤油を焦がした香りにも似ています。
胃の奥の奥をこちょばしてくるたまらん香り。
当然、魚介のフリットとの相性は◎

魚はね。どうやっても、よく嗅いでみると若干魚臭いですよ。
そもそもソースは魚や肉などの臭いを押さえて食べる役割もあります。
今回のアンチョビバターソースはそういう意味では100点です。
欧米とは異なり、水揚げ後に魚を絞める文化があるので
日本の魚は臭くないです。
塩焼きでも十分に美味しく食べられます。

それでも、魚が苦手な方は多いですね。
魚が好きな方にはわからないかと思いますが
塩だけでは臭いが消え切っていないと感じる方も多いです。
そんな方に思い切って食べて欲しい魚料理です。
フリットしすれば比較的食べやすいですし、100点のソースですし・・・(笑)
付け合せには季節の生野菜。
春の香りのする野菜達にをこのソースで食べると最高!!!
とにかく試してくださいね。

<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ

揚げナスとトマトのパスタです。
仕上げに、リコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)を振り掛けます。

『ノルマ』とはシチリア出身のオペラ作曲家ベリーニの代表作の名前。
このパスタがそのノルマのように素晴らしかったため、
ノルマ風というふうに呼ばれるようになったらしい。

バジルの緑 リコッタチーズの白 トマトソースの赤
綺麗な彩りでイタリア国旗の色。

今回は
日本では手に入りにくいリコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)が
入荷いたしました。

まず、
トマトソースが違います。
今までのくえろのトマトソースとは違います。
トマトだけではなく
ドライトマトをふんだんに入れます。
おいおいおい!というほどに(笑)

このコクのあるトマトソースは太目のパスタと相性が良いです。
リガトーニというペンネよりももう少し大きい筒状のパスタを使います。

上には素揚げした茄子。

さらに、リコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)。
加えて
リコッタをオーブンで焼いて水分を飛ばしてから
パルメザンチーズを加えた自家製のリコッタチーズも
仕上げに振り掛けます。

かなり
イタリアの味に近くなりました。
『カーチョ エ ペペ』と並んで私が最も好きなパスタです。
いや最近は『アッラ ノルマ』の方が食べたかったかな。
というのも
『アッラ ノルマ』は日本で再現できないと思っていたので
イタリアでは必死になって食べていました(笑)。
しかし
今回でまた順位が変わったかな?
そのくらいの完成度ですよ。

奥野シェフが
何週もかけて、このパスタの試食を続けてきました。
気持の入ったパスタです。
強くお薦めさせていただきます。
ノルマ
<メイン>
・フェンネルのソーセージ

フェンネルの入ったわらじ状のハンバーグのようなソーセージ。
そら豆・春キャベツの軽い煮込みを添えます。

フェンネルとは清涼感と甘みと独特の香りを持つ香草。
イタリアではフェンネルの入ったサラミなどよくあります。

また、インドではレストランのレジの横にあり、会計時に一つまみくれるみたいです。
日本で言えば焼肉屋さんでくれる『はっか味の飴やガム』のようなもんですね。

もちろん、日本にもフェンネルはありますが、においが薄く物足りないです。

そこで、ローマの市場内のインド人がやっているスパイス屋さんから仕入れています。
今回のものは今年の正月に購入したものです。

市場内にたくさんスパイス屋はあるんですが、やはりインド人。
なぜなら、イタリア人もインドからしいれるんですから。
ならば、インド人から直でいこうぜ!

ということで、やはり、物も良いです。

初めは試食を求めたら「買うのか」と何回も聞かれた。
買うかどうかを決めるために試食をするのだが・・・
おそらく観光客のひやかしがおおいからかえらい慎重だった。
シェフがイタリア語で日本でパスタ屋をしている。
なので、買う意思はある。と伝えると。

試食をさせるさせる(笑)

黒胡椒なんて何種類だしてくるんだ!
丸のまま食べたら、終了~!
口の中は辛くて・・・
何も味がしなくなる。

最近は顔を覚えてくれたので、
何も言わなくてもどんどん試食をさせてくれます。
しかも良いものを勧めてくれる。

今回のフェンネルもその1つ。

日本では味わえないような
スパイシーなソーセージです。

めちゃめちゃ辛いなど下品な味付けじゃ、ありませんよ。
上品かつスパイシーです。

食べたことのない方は、もちろん、
以前に食べて気に入った方は是非食べておいてくださいね。

久々にメイン料理を熱く書いてしまいました(笑)
フェンネルのソーセージ