’13.6/25(火)から6/30(日)の旬のメニューです

<前菜>
・とりササミ肉と小松菜のソテー 林檎のピューレ添え           ¥1,680

・水牛のモッツァレラチーズのブルスケッタ(会員限定)           ¥525

<パスタ>
・美瑛産アスパラガスとミニトマトと自家製リコッタチーズのスパゲティ  ¥1,890

<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ ゴルゴンゾーラソース               ¥1,890

<デザート>
・ヨーグルトのジェラート ・コーヒーのジェラート                ¥367

・ホワイトチョコのケーキ 苺のパフェ仕立て(会員限定)           ¥787

<前菜>
・とりササミ肉と小松菜のソテー 林檎のピューレ添え

ササミはバターで焼いて、生姜と絡めて蒸し焼きに。
ソテーした小松菜を合わせます。

小松菜が主役。こんなに美味しく小松菜を食べたことはないですね。
林檎のソースの酸味と甘み。果物にしては優しい。
しかし、
料理に使用すると強い個性があります。
その甘い個性を小松菜の苦味を合わせると馴染むんです。
生姜のソースが小松菜のエグ味を和らげるからこそ。
ささみと林檎は相性抜群です。

この前菜は
林檎によってササミが美味しく。
なばなによって林檎の果物感を抑え。
生姜によって小松菜のエグ味を和らげ。
生姜だけでは美味しく無い、脇役だ、
脇役は主役のササミがあって初めて引き立つ。

この4種の相互関係。

食材の選択・バランス(量)・料理方法、問題ないですね。
稲月シェフらしい繊細な味です。
見た目は大胆ですが(笑)。

小松菜をたっぷり食べて欲しいです。
必ず「美味い!」と言わせてみせます!
とりささみのソテー リンゴのソース
<パスタ>
・美瑛産アスパラガスとミニトマトと自家製リコッタチーズのスパゲティ

美瑛産のアスパラガスとミニトマトと自家製リコッタチーズ
仕上げにパルメザンチーズのスパゲティ。

この時期どこでもやっている、何の珍しさも無いパスタ(笑)。
素材とバランスのみ。

簡単に言えば、たまにはベタなパスタを作ってみました(笑)。
もちろん、
奥野シェフが作るので、
『らしさ』はあちらこちらにでていますが・・・。

今回は例年に無く、美瑛産のアスパラガスがまだ美味しいので、
急遽、4週連続になりますがアスパラを使います。

アスパラガスの皮を剥くでしょ。
そのゴミのような皮でダシをとります(貧乏臭いですが、笑)。
そのアスパラガスの風味がつまったダシをパスタの仕上げに使うんです。

茹で上がったパスタをソースにからめる際にパスタの茹で汁を加えながら
フライパンを振ってからめていきます。
その茹で汁の代わりにアスパラのダシを・・・
よだれが出てきませんか?(笑)
美瑛産のアスパラは特に香りが良いですからね。

そこに、ミニトマトの酸味とコク。
自家製のリコッタチーズの酸味とまろやかさ。
仕上げに、パルメザンチーズ。

フルーツのような香りとコクが全体の味を引き締めています。

試食は1発で決まりました。
この組み合わせで、まずくなるはず無いですもんね。

そうなんです。
このパスタは平均点が出やすいです。

でもね。
そこそこ、美味しいだろうな・・・と味の想像が出来てしまうものの、
「これは素晴らしい!」と感嘆までいきにくいパスタ。

それでも
今回の試食でO.Kが出たのは・・・
そういうことです。お薦めなんですよ(笑)

自家製のリコッタチーズのクリーミーさがベースです。
そこに、長期熟成でカッチカチのパルメザンチーズを
おろしたてを振り掛けます。
フルーツは入っていないんですけどね。
パルメザンチーズもアスパラガスもミニトマトも
『フルーティー』なんですわ。

一般受けもするし、舌の肥えた常連さんも唸らせる味に仕上がっていますよ!
美瑛産アスパラと自家製リコッタとミニトマトのスパ
<メイン>
・和牛モモ肉のステーキ ゴルゴンゾーラソース

脂肪分が少ない赤身のモモ肉に
濃厚なゴルゴンゾーラチーズのソースで脂肪分を足すステーキ。

仕入先の協力もあって国産牛肉が手頃な値段で入荷。

モモ肉って筋っぽくて硬いイメージがありませんか?

しかし、美味しい肉は、そうでもないんですね。

モモの赤身がイタリアっぽいんです。
つまり
脂の味で食べる日本のステーキではなく、
赤身の味。肉臭さ。なんというか草のような香りがする・・・
肉の本来の味を感じていただけますね。

牛の育った環境が想像できますよ。

そんなシンプルなステーキには
熟成のすすんだゴルゴンゾーラチーズのソースを付けて食べていただきます。

赤身の肉に脂肪分を足してやるんですね。
たまりませんよ!

肉を焼くには繊細な技術が必要です。

目を離せないので、シェフが1人では難しいです。

奥野シェフがパスタをして、稲月シェフがメインを仕上げる。
役割分担が必要。

稲月シェフはシエナ・フィレンツェという肉料理が有名なトスカーナで計7年修行。

肉を焼く技術は素晴らしく、美味しく焼きますよ。

食材の説明も大切ですが、
稲月シェフの焼く技術の方も感じていただきたいですね。