’13.7/2(火)から7/7(日)の旬のメニューです

<前菜>
・アジのマリネ サラダ仕立て                   ¥1,680

・ミラノ産サラミのブルスケッタ                   ¥525

<パスタ>
・自家製そば粉のキタッラ 玉ネギとアンチョビのソース    ¥1,785

<メイン>
・スズキのアクアパッツァ仕立て そら豆とお米のトルティーノ ¥1,680

<デザート>
・フレッシュ苺のジェラート ・ミントのジェラート          ¥367

・黒糖バウムとミルクのジェラートのパフェ仕立て         ¥787

<前菜>
・アジのマリネ サラダ仕立て

マリネしたアジをキウィのソースで食べていただきます。

アジを粉を付けて油で揚げて
ニンニクとオリーブオイル、ワイン酢に漬ける。

パセリの茎、炒めた玉ねぎ
そして、
レーズンと松の実、
を加えます。

ニンニク、パセリは魚の臭みを消して、
レーズン、玉ねぎは甘味とコクを。

焼いた松のみは
香ばしさを・・・。

キウィのソース。

香りと苦味の強いトレビスの千切りを。

白菜のサラダをフェンネルの風味で・・・

茄子の素揚げを添えて。

ダイナミックな感じですが、
なかなか、細部は繊細です。
さすが、
稲月シェフの皿(料理)ですよ。

<パスタ>
・自家製そば粉のキタッラ 玉ネギとアンチョビのソース

そば粉を練りこんだ自家製のキタッラ。
繊細なそば粉の香りを損なわないように
玉ネギとアンチョビのシンプルなソース。

北海道の友人に送ってもらっているそば粉。
以前は前菜でガレットにしか使わなかったので
少量だったんですが、
昨年末に無理を言って、大量のそば粉を送ってもらいました。

こんな大量のそば粉を何に使うのか不思議でした。

試行錯誤して約半年。
ようやく、完成いたしました。

試食は大変でしたね。
そば粉ですから。
こんな繊細なものどんなソースが調和するんだ!

オリーブオイルでギリギリ。
チーズなんて論外!

そこで
あめ色に炒めた玉ネギの優しい甘味。
アンチョビのコク。

そんなシンプルなソース。

試食では
おそるおそるですな(笑)

あっさりさせるのは簡単ですよ。

しかし、
美味しく無くては意味がないです。

パスタに練りこんで風味をつける技法はよくあります。
イカスミを練りこんだ真っ黒なパスタ。
ほうれん草を練りこんだ緑色のパスタなど。

私は1回も美味しいと思ったことがありませんでした。

今回のそば粉のパスタに玉ネギのソース
ソースとパスタのバランスで食べるいつもよりも立体的で難しいパスタ。
初めて、麺に練りこむ意味があると感じましたね。

おもしろいですよ!
パスタ好きの方は
必ず食べておいたほうが良いですね。
そば粉のキタッラ
<メイン>
・スズキのアクアパッツァ仕立て
 そら豆とお米のトルティーノ

炊いたスズキ。
付け合せはそら豆とお米のタルトです。

スズキの身は白身で、
鯛よりも柔らかくて脂肪が多いです。

アクアパッツァとは
魚介類を水で煮込んだ料理。

そんな脂の乗った『スズキ』のアラも無駄にしません。
アラでとったダシを加えて炊きます。

浅く炊いたスズキは身が崩れることなく。
身の隙間にアラのダシが良く吸っています。

そこに
ミニトマトのソースを加えます。
やわらかな酸味とコクがアクセントに。

横には
そら豆とお米のトルティーノが。

トルティーノとは
小さいタルトという意味。

卵と生クリームを入れてオーブンで焼いたもの。

お米を使っているので
リゾットのようにも感じますが・・・
美味しいですよ。

鮮やかな黄緑色のそら豆。
食感、香りがよいです。

さらに
パルメザンチーズがワインを誘いますね。

前回、トルティーノだけ腹いっぱい食べたい!という声も多かったです。

そんなパンチのあるトルティーノに
スズキのアラのダシ。
目をつぶりたくなるホッとする安心感のあるスープ。

そして
脂の乗ったスズキ。

白ワインが欲しくなりましたね。