’13.8/20(火)から8/25(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース ¥1,680

・豚バラ肉の煮込みのブルスケッタ          ¥525

<パスタ>
・美瑛産ミニトマトとジャガイモのスパゲティ     ¥1,680

<メイン>
・スズキのアクアパッツァ仕立て            ¥1,575

<デザート>
・完熟梅のジェラート ・紅茶のグラニタ        各¥367

・キャラメルのアイスケーキ ナッツのキャラメリーゼ ¥787

<前菜>
・ホタテのフリット 白ネギのグリル ロメスコソース

ホタテのフライ(天ぷらのようなもの)と白ネギのグリルを
パプリカのソース(ロメスコソース)で食べてもらいます。

バルセロナに行った時に
『カルソッツ』という料理を食べました。

冬の時期に食べるネギを焼いたものに
『ロメスコソース』という
パプリカやナッツの入った濃いオレンジ色のソースで食べました。

私も奥野シェフも忘れられなくて・・・
もう1度バルセロナに行きたい理由のうちの1つです。

それほど美味しかった料理。
今週末に再現しました。

今回はネギだけではなく
ホタテのフリッタ(衣を付けて揚げた)も合わせます。

ネギの香ばしさとホタテ特有の甘味が、
ロメスコソースによって引き立てられています。

パプリカの甘味、トマトの酸味、アーモンドの香ばしさ。
完璧にそっくりですよ。
鮮やかな朱色のソースと緑と白のネギ。
目でも楽しい前菜ですね。
白ワインかビールでいきましょうかね。

<パスタ>
・美瑛産ミニトマトとジャガイモのスパゲティ

北海道の美瑛産のミニトマトとジャガイモ
仕上げに、
パルメザンチーズをふりかけただけのシンプルなパスタ。

主役は2者。
まず、美瑛在住の友人Nの作った『ミ二トマト』です。
私が朝6時から収穫いたしました。
完熟したミニトマト。

北海道産のトマトがなぜ美味しいか?

それは寒暖の差。
植物は晩の間に糖を蓄えて
日中にその糖を使って成長する。
晩に温度が下がるとその分だけ多くの糖を作る。
だからこそ夏でも晩は20度を切る北海道のトマトは甘いんです。
しかも、日中はハウス内は40度近くまで温度が上がる。
この寒暖の差です。
そんなミニトマトを味わって欲しいですね。
実が割れそうな熟れ熟れのミニトマトなんて
大阪でなかなか食べられないですから。

今年もミニトマトの出来が素晴らしい。
私も食べて感動しました。
今回もミニトマトをシェフに勧めました。

一言で表すと「甘い」「味が濃い」など、様々な表現があると思います。
私は「力強い」がしっくりきましたね。

次に、
土の香りがすばらしいジャガイモ。

ミニトマトの野菜臭さが最高に合うんです。

ただ甘いだけのそこらのミニトマトではあきませんよ。
甘さに酸味と野菜臭さを加えた味。

ただの小さなトマトではなく、
味を濃縮して小さくした、まさに『ミニトマト』

仕上げに2年熟成のパルメザンチーズをふりかけます。

イタリア指数の高い強烈な味わいになっていますよ!

お見逃しのないようにお願いいたします。
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<メイン>
・スズキのアクアパッツァ仕立て

旬の脂の乗ったスズキをシンプルに炊きました。

スズキの身は白身で、
鯛よりも柔らかくて脂肪が多いです。

アクアパッツァとは
魚介類を水で煮込んだ料理。

そんな脂の乗った『スズキ』のアラも無駄にしません。
アラでとったダシを加えて炊きます。

浅く炊いたスズキは身が崩れることなく。
身の隙間にアラのダシが良く吸っています。

そこに
ミニトマトのソースを加えます。
やわらかな酸味とコクがアクセントに。

茄子にブロッコリーなど日替りで、
夏の代表的な野菜をたっぷりと。

スズキのアラのダシ。
目をつぶりたくなるホッとする安心感のあるスープ。

そして
脂の乗ったスズキ。

白ワインが欲しくなりましたね。