<前菜>
・魚介のライスサラダ ¥1,680
・帯広産ゴーダチーズのブルスケッタ(会員限定) ¥525
<パスタ>
・美瑛産ミディトマトとあさりと自家製カラスミのスパゲティ ¥1,785
<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース ¥1,680
<デザート>
・ミントのジェラート ・ココナッツのジェラート 各¥367
・ヴィンサントのクリームパイ ヨーグルトのジェラート(会員限定) ¥787
<前菜>
・魚介のライスサラダ
野菜のダシで炊いたお米に
細かく刻んだ多くの野菜を混ぜ込み、上には数種類の魚介をのせています。
サラダ仕立てのお米料理。
パスタを主食とするイタリアではお米は野菜に部類されます。
そのお米を使ったサラダです。
サラダというだけあって多くの食材が入っています。
エビ・ホタテ・鯛・イカ・タコの魚介。
人参・玉ねぎ・パプリカ・トマト・ズッキーニの野菜。
オリーブ・セロリ・キュウリの酢漬け(ピクルス)。
魚介のコク、野菜の甘み、ピクルスのカリッとした食感と酸味。
その多彩な具材の隙間を縫うようにお米が。
つまり、お米は具材の1つですね。
さらに周囲の食材が・・・
アスパラのシャキシャキ。
ニンニクの芽のシャリシャリ。
レンコンのパリパリ。
炒めたパン粉のサクサク。
微妙に異なる食感がおもしろい!
ニンニクの芽の食欲がそそる香り。アスパラの茎の香り。
中でも、甘いアスパラの茎に塩気とコクの強いアンチョビとの相性は良いです。
最後に盛り付けるバジルの香りが食欲をそそりますね。
<パスタ>
・美瑛産ミディトマトとあさりと自家製カラスミのスパゲティ
あさりとズッキーニに美瑛産のフルティカ(ミディトマト)の自家製ドライトマト、
仕上げに自家製のからすみをふりかけたパスタ。
主役はフルティカのドライトマトです。
北海道の美瑛産のミディトマトを感じていただくパスタ。
北海道産のトマトがなぜ美味しいか?
それは寒暖の差。
植物は晩の間に糖を蓄えて、日中にその糖を使って成長する。
晩に温度が下がるとその分だけ多くの糖を作る。
だからこそ夏でも晩は20度を切る北海道のトマトは甘いんです。
しかも、日中はハウス内は40度近くまで温度が上がる。
この寒暖の差です。
そんなミディートマトを味わって欲しいですね。
実が割れそうな熟れ熟れのミディトマトなんて、大阪でなかなか食べられないですから。
しかも、しかも、今年のミディートマトの出来が素晴らしい。
私も食べて感動しました。
例年、仕入れはミニトマトのみなんですが、今回はミディートマトもシェフに勧めました。
一言で表すと「甘い」「味が濃い」など、様々な表現があると思います。
私は「力強い」がしっくりきましたね。
稲月シェフは甘さもさることながら皮の薄さに驚いていましたね。
その甘味を引き立てるためにあさりのコク。
あさりのダシとの相性は素晴らしい!
さらに、ズッキーニの甘味と香り。
さらにさらに、仕上げに自家製のからすみをふりかける。
自家製のからすみの塩分と強いコクがたまりませんね。
しかし、
からすみは高級な食材です。
パスタを作るのは奥野シェフですから、大量にぶっかけますよ。
安く提供するにはからすみそのものを作るしかない!
試行錯誤で完成した自家製からすみ。
そんな『自家製からすみ』を主役にするのではありません。
なんと
ミディトマトの脇役に使うんですよ。
自家製のからすみは細かくおろして上からふりかけるので、
ミディトマトの味と喧嘩すること無く、強烈なアクセントになっています。
しかも、結構な量を・・・。
こんな贅沢なからすみの使い方は自家製で作っているから、できることですね。
奥野シェフらしい味に仕上がっています。
ミディの自家製ドライトマトと自家製からすみどっちかでよかったですね。
このパスタはやりすぎかもね・・・
見逃せませんよ!
<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース
ポレンタ粉(とうもろこしの粉)を付けたとりモモ肉を揚げて、
ゴルゴンゾーラのソースで食べていただきます。
ポレンタ粉とは粗挽きのトウモロコシの粉です。
一般的には、だし汁で炊いてネトネトの状態で食べるか、
揚げて芋のような感じで食べます。
しかし
今回はとりモモ肉に付けて揚げました。
モモ肉はほろっとした肉質。
表面にプチプチした食感のポレンタ。
そんなモモ肉にはゴルゴンゾーラソースを合わせます。
ゴルゴンゾーラの熟成がヤバイ状態なんで、
たまらなく美味しいですよ。
さらに、バルサミコ酢。
深みのある酸味が良いんです。
わかりますかね?
一般的な酢はガツンと酸味がきます。
バルサミコ酢は少し遅れてくるというか、
甘みもあってコクもあって、
複雑な酸味なんです。
だからこそ、酸味と対極にある乳製品。
なかでも強烈な青カビのチーズ(ゴルゴンゾーラ)にも合うんです。
濃厚すぎて少し行き過ぎなところを戻すというか・・・
そんなゴルゴンゾーラとバルサミコ酢のソースに
しめじ、南瓜、ズッキーニを合わせます。
南瓜の甘みがズッキーニの青臭さによく合います。
南瓜でソースを拭いながら食べてください。
よく合うのがしめじ。
キノコの風味がゴルゴンゾーラの風味に合うんです。