’13.9/10(火)から9/15(日)の旬のメニューです

<前菜>
・美瑛産メロンと生ハム                ¥1,680

・赤えびのブルスケッタ (会員限定)        ¥525

<パスタ>
・生ハムとトウモロコシのカルボナーラスパゲティ ¥1,575

<メイン>
・戻りカツオのステーキ                ¥1,680

<デザート>
・チョコのジェラート ・ワインのジェラート      各¥367

・トマトのチーズタルト ミントのジェラート(会員限定)¥787

<前菜>
・美瑛産メロンと生ハム

私が店をする前に2ヶ月半ほど働かせていただいていたKさん。
Kさんは瓜系を非常に上手に作られます。
北海道のトマト農家の友人N曰く『瓜系の名人』
NもKさんのメロンを知人に送るみたいです。
同じ地区内には、他にもメロン作っている人がたくさんいてるんですよ。
にもかかかわらず
同じ農家さんから注文をもらうメロン。
それほどKさんのメロンが美味しいんです。

ねっとりとまとわり付くような甘味。
そして
赤肉のメロン特有の瓜系の香り。熱帯を想像させるような特徴。
それは、日中は30度を越えて、晩は20度を下回る。
この寒暖の差を持つ北海道だからこそ『強いメロン』が育ちます。
そして、これらの特徴は青肉のメロンよりも強いです。
ここがポイントです。
だからこそ、そんな赤肉のメロンにパルマ産の『生ハム』を合わせるんです。

『生ハムメロン』を嫌な食べ方の代表のように笑いにされます。
味・香りの薄い赤肉メロンに合わせるから気持がわるいんです。
とにかく、笑う前に本当の『生ハムメロン』を1回食べてみてください。
何でも挑戦する食に貪欲な日本人。
にもかかわらず、誤解をされ続けている『生ハムメロン』。

今週は最高の赤肉のメロンの時期に合わせて、
切りたての最高の生ハムと共に、提案させていただきます。
生ハムメロン
<パスタ>
・生ハムとトウモロコシのカルボナーラスパゲティ

トウモロコシのペーストを卵の代わりに使うカルボナーラ。

久しぶりに稲月シェフのパスタです。
イタリアの修行時代に作った経験のあるパスタ。

生ハム・生クリーム・パルメザンチーズ
そこに、
トウモロコシのペーストを。

このペーストの甘味が卵の代わりになります。

つまり
このカルボナーラは
なんと!
卵を使用いたしません。

さらに、
ほぐした粒状のトウモロコシも加えます。

生ハムの上質な脂と
生クリーム、パルメザンのコク。
そこにトウモロコシの強い甘味が合わさると
なんと
上品な甘味のカルボナーラに仕上がります。

あんなに強い甘味が、なんでこんな上品な味に・・・

やはり
それぞれのバランスですね。

読むだけでワクワクしませんか?
こんなおもしろいパスタ。

『生ハムとトウモロコシのカルボナーラスパゲティ』は
くえろの四季のカルボナーラの1つです。

特にカルボナーラ好きの方は
見逃せませんよ!

春の『そら豆のカルボナーラ』
夏の『トウモロコシのカルボナーラ』
秋の『栗のカルボナーラ』
冬の『ゆり根のカルボナーラ』

そんな夏のカルボナーラ。
試して欲しい。
いや
試すべきですよ。
とうもろこしのカルボナーラ
<メイン>
・戻りカツオのステーキ 茄子のピューレ

生姜とバルサミコのソースで食べる戻りカツオのステーキ。

カツオは臭いです。
どれだけ美味しいカツオも臭いです。
なので、ミョウガや生姜で一生懸命臭いをごまかします(笑)
そんなこんなで、私はカツオが・・・
あれば食べますが自分からは注文しないと言う感じでした。

しかし、稲月シェフの手にかかり
初めて『美味しい!注文したい!』と思いました。

テーマは『臭い』とどう向き合うかです。

まず、新鮮であること。
なので、1日8食限定(週末)。平日は4食。
鮮度が命なので、今週は毎日仕入れる予定です。

次にイタリア料理の調理法で臭みを消す。
魚を絞める文化の無いイタリアの魚は臭いです。
なので、
絞めた臭みの無い魚を使用する和食よりも
イタリア料理の方が魚の臭みを消すことは得意と感じます。

粉をつけてバターで焼いて、生姜をからめて軽く焦がします。
最後にバルサミコ酢を。
上から青ネギと思いきや、オリーブオイルで漬けた青ネギをふりかけます。

臭みの消えたカツオには
茄子のピューレの甘味がよく合います。
かすかに香るバター、生姜と青ネギは前面に。
箸で食べるとしゃれた和食のようにも感じます。
いつも書きますが、
臭みは上手く手なずけると最高に美味しくなる良い例ですね。

戻りカツオのステーキ