’14.4/4(金)から4/6(日)の旬のメニューです

<前菜>
・タコとジャガイモのサラダ パッパ アル ポモドーロ ¥1,600

・ホタテと金柑のブルスケッタ               ¥525

<パスタ>
・鯛と菜の花と自家製からすみのスパゲティ      ¥1,700

<魚のメイン>
・広島産カキと生ハムのソテー              ¥1,600

<肉のメイン>
・豚肩ロースのミルク煮                  ¥1,600

<デザート>
・蜂蜜のジェラート ・ミントのジェラート 各¥350 盛り合わせ¥550

・ラズベリーのケーキ バニラのジェラート ¥750

<前菜>
・タコとジャガイモのサラダ パッパ アル ポモドーロ

パンを砕いてトマトを加えたパンのサラダ(パンの粥)に
タコとジャガイモとセロリ、三つ葉を加えたサラダ。

柔らかく炊いたタコにジャガイモ。

粒マスタードと白ワインビネガーの酸味に、下に引いたパッパのトマトの酸味。
この複数の酸味がいいですよ!
食が進む進む。

パッパとはお粥。つまり、トマトのお粥です(笑)。
お粥といっても米ではありません。
パンを砕いたものにトマトを加えて・・・
パンで作るお粥。スープにパンをふやかした状態です。
パンとは思えない。
しっかりとコクはあるんですがどこか優しいソースです。
いつまでも舐め続けたい味ですね。

最近の稲月シェフはこじゃれた料理が多かったです。
話を聞いてみると「田舎臭い料理もやりたいですよ」と、言っていました。
今回は田舎臭いです。
しかし、盛り付けや食材の合わせ方はさすがプロ。

味は田舎臭いが、見た目はハイカラですね。
完全に外で食べるサラダですね。
タコとジャガイモのサラダ パッパ アル ポモドーロ
<パスタ>
・鯛と菜の花と自家製からすみのスパゲティ

鯛と菜の花。
さらに
菜の花のペーストを加えた緑色が鮮やかなパスタ。
仕上げには自家製のからすみをふりかけます。

主役は鯛ではなく
からすみでもなく
なんと『菜の花』です。

野菜の中では個性的な味の菜の花も
鯛・からすみと比較すると影に隠れてしまいますね。

そこで
菜の花そのものだけではなく
ペースト状にして加えることで
甘味・香り・苦味が十分に主張されています。

そこに
鯛の甘味とコクが加わります。

さすがペーストにしただけあって
鯛によく絡んでいます。

菜の花味の鯛。
菜の花の苦味が鯛の甘味。

そして、
甘味がたつことで
鯛の身にのった塩味もよく感じられます。

パスタを食べると
鯛の身がよいアクセントに感じられます。

さらに
最後にふりかける自家製のからすみ。

特有の魚臭さは
菜の花のペーストによって
やわらげられています。

おろして粉末状のにしていますので
よく絡んでパスタを美味しく食べていただけます。

何より『コク』がすばらしい。

海のチーズのようですね。

自家製のからすみを堪能してください。
鯛と菜の花と自家製からすみのスパゲティ