’15.12/18(金)から12/20(日)のディナーメニューです

<前菜>
・アスパラガスの豚肉巻きソテー
パッパアルポモドーロ サラダ仕立て ¥1,600
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・豚肉の煮込みのブルスケッタ(会員限定)¥500
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<パスタ>
・自家製しらすと鰤(ブリ)のスパゲティ ¥1,600
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<魚のメイン>
・真タラのトマト煮 リボルノ風 ¥1,600
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<肉のメイン>
・鶏むね肉のグリル トンナータソース ¥1,600
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<デザート>
・コーヒーゼリー ¥250

・落花生のジェラート ¥350

・西洋栗のジェラート ¥350

・ジェラート2種盛り ¥550

・栗とそば粉のケーキ 赤ワインのジェラート(会員限定) ¥750
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今週末は
19日(土)はテーブル席は満席、カウンターは残り5席です。

18日(金)20日(日)の予約は少ないです。
ガラガラなんで
何人でも大丈夫ですよ!

2年前に漬けた生のしらすを使った『自家製ロサマリーナ』(しらすの唐辛子漬け)
今週は厨房がいい匂い過ぎて・・・
お腹がなりまっせ!
魚介の強いコクのパスタが好きな方は
お勧めですよ!
パスタだけでもすすりに来てくださいね。

来週は
クリスマス特別メニューです。
23日(水、祝)、24日(木)、25日(金)
25日(金)から予約が入りだしています。

祝日の23日とイブの24日は予約が極端に少ないです。

くえろでクリスマスをいかがですか?

<前菜>
・アスパラの肉巻きソテー パッパ アル ポモドーロ

アスパラ2本を豚肉を巻いてソテーします。
仕上げに『白トリュフ入りの塩』を。
横には
トマトのパッパ(パンをスープでふやかしたソース)。

『白トリュフ入りの塩』は
ローマで購入。

小さい白トリュフのかけらが塩に入っているんですが、
そんな小さいかけらで、
こんなに強い香りがするのか・・・!

贅沢な香りがします。
ワインがすすむ!すすむ!

横にはパッパ。
パッパとはお粥。
つまり、
トマトのお粥です(笑)。

お粥といっても米ではありません。

パンを砕いたものにトマトを加えて・・・

パンで作るお粥。

わかりやすく言えば
スープにパンをふやかした状態です。

なんと、
そのパッパをソースにします。
前菜の主役に持ってくると思いきや・・・
裏切られました。

パンとは思えない。
しっかりとコクはあるんですが
どこか優しいソースです。

いつまでも舐め続けたい味ですね(笑)。

最近の稲月シェフはこじゃれた料理が多かったです。
話を聞いてみると
「田舎臭い料理もやりたいですよ」と、言っていました。

今回は田舎臭いです。
しかし、
盛り付けや食材の合わせ方はさすがプロ。

味は田舎臭いが、見た目はハイカラですね。

<パスタ>
・自家製しらすと鰤(ブリ)のスパゲティ

1年半前に漬けた自家製のロサマリーナ(しらすの唐辛子漬け)をベースに、
鰤(ブリ)と青ネギと茄子のオイル系のスパゲティ。

昨年の春に漬けたしらす。約1年半ものです。
過去に幾度も失敗。
試行錯誤の末、しらす干しに適した小さな透明なしらすではなく、
うっすら青みが出て、若干、大きくなっているしらす。
食べると骨が少しあたります。
これくらいの方が旨味が多く、長期熟成にも耐えます。
そして味が濃いです。
そんなしらすも、1年半を過ぎて熟成が完成。
コクの強いしっかりとした味に。

そんなしらすには鰤(ブリ)を合わせます。
脂ののった身は最高なんですが、特有の匂いがあります。
この匂いを消してやると鰤の旨味を堪能していただけます。

1年半熟成のしらすに飴色になるまで炒めた旬の玉ねぎを加えます。
旬だからこその甘味と濃厚なコク。
唐辛子の辛味を上手く和らげてくれます。
しらすのパスタには欠かせない味。

仕上げに青ネギの香りが・・・
立体的な味に仕上がっています。

立体的とは?
よく聞かれるので今回は詳細に・・・

ベースには玉ねぎの甘味。
そこに、
しらすのコクが合わさり。
さらに、
鰤のダシが加わり。
一番上には、
青ネギの香り。
そんな立体的な味。

そして、この味を茄子が吸うんです。
スライスして炒めた茄子で以上の立体的な味を感じてください。
具材はやや多いですが、何一つとしていらない食材はありません。
シンプルな味のパスタです。

魚でも醤油ができます(白醤油)。
ロサマリーナもフライパンで加熱してやると、
焦し醤油に似た香りを放ちます。たまらないですよ(笑)。
強いコクとピリッとした辛味も最高ですね。
白ワイン、ビールが止まらない味に仕上がっています。
強くお薦めさせていただきます。

<デザート>
・栗とそば粉のケーキ 赤ワインのジェラート(会員限定)

ごろっと3つ入れて焼いたケーキ。
そば粉の蜂蜜のジェラートを添えます。

くすぶり市でも多くのお客様がご購入していただいた
あの『栗とそば粉のケーキ』を使ったデザートです。

やはり『栗』ですね。

昨年の試食の話。
普通に焼いても栗のケーキは不味くはなりにくい。
しかし、
試食の相手は稲月シェフと奥野シェフ(難波店)の2人が・・・
80点ほどで許してくれるはずも無く・・・

いつもながら
心の中では「充分美味しいけどな・・・もうええんちゃうん?」と思いながら
何週間も続き、月をまたいで
結果、数ヶ月も掛かりました(笑)

でもね、
心の中にとどめて、試食に付き合っていたのは
とにかく、パティシエを含めて3人がおもしろそう!
私を含めると4人ですが(笑)

そして、いつも創造をはるかに超える商品が完成する。

その一期一会の瞬間に立ち会える素晴らしさを
毎週、毎日の試食で
私が一番楽しませていただいています。

今回の驚きは、栗のケーキにそば粉を加えて
素朴なのに奥深い味わいに仕上がっています。

繊細な表現なので、解りにくい感覚かもしれません。

しかし、たとえ少数派であったとしても
この感覚がわかっていただける方がいれば
そこはこだわっていきたいところです。

そんな
栗のケーキには、独特の香りのそば粉の蜂蜜のジェラートを合わせます。

独特のクセのある蜂蜜なんですが
苦手な方は他のジェラートもご用意していますので
お気軽に声をかけてくださいね。

素晴らしい仕上がりです。
強くお薦めさせていただきます。

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