** 肉食系集まれ! **
<前菜>
・とりササミのソテー パンツァネッラ バジルのソース ¥1,600
・ハマチとドライトマトのブルスケッタ(会員限定)¥500
<パスタ>
・いのしし肉のラグー タケノコのソテースパゲティ ¥1,600
<肉のメイン>
・和牛もも肉のロースト ゴルゴンゾーラのリゾット 苺のソース ¥1,800
<デザート>
・コーヒーゼリー ¥250
・ミルクのジェラート ¥350
・オレンジのセミフレッドのジェラート ¥350
・ジェラート2種盛り ¥550
・桜のムース ヘーゼルナッツのジェラート(会員限定) ¥750
今週末の予約状況
カウンターはガラガラです。
テーブル席は
金曜
ガラガラ
土曜
残り1つ
日曜
残り2つ
予約は
多くないですよ。
今週末は
イノシシのパスタを
ブヒブヒ言いながら食べて
かぐわしいゴルゴンゾーラの香りの素晴らしい
リゾットとともに食べる和牛のロースト。
肉食さん集まれですね。
<前菜>
・とりササミのソテー パンツァネッラ バジルのソース
焼いたとりササミを
パンのサラダとともに食べていただく前菜です。
イタリア料理は、「Cucina povera」と言われています。
直訳すると、貧乏人の料理。
昔は、高級料理はごく一部の限られた富裕層のもので、
一般庶民には、チーズや生ハムなどは買えませんでした。
人々は、暮らしは貧しくとも、何とかおいしいものを食べようと考え、
人々の知恵からたくさんのおいしい料理が生まれました。
その一つが、『パンツァネッラ(パンのサラダ)』です。
余ってカチカチになってしまったパンを
どうすれば無駄にせずにおいしく食べれるか?というところから生まれたものですね。
今週の前菜は
余ったものを使っておいしいものを作り出す。
そんな先代の知恵を感じていただければ嬉しいです。
パンに焼いた茄子と香味野菜とパルミジャーノチーズを加えて、
オレンジジュースとオリーヴオイルで味をつけたサラダ。
もちろん
今回に使うパンは余り物ちゃいますよ(笑)
わざわざ焼いたパンです(笑)
なんと、パンツァネッラをソースにします。
前菜の主役に持ってくると思いきや、
裏切られました。
パンとは思えない。
しっかりとコクはあるんですが
どこか優しいソースです。
いつまでも舐め続けたい味ですね。
横には
主役のササミ。
見事な焼き加減でふっくら焼きあがってますよ。
地元のレタスのサラダ。
バジルのソースで。
香りがお酒には合います。
稲月シェフはこじゃれた料理が多いですが
話を聞いてみると
「田舎臭い料理もやりたいですよ」と、言っていました。
今回は田舎臭いです。
しかし、
盛り付けや食材の合わせ方はさすがプロ。
味は田舎臭い。
見た目はハイカラですね。
<パスタ>
・いのしし肉のラグー タケノコのソテースパゲティ
スパゲティを
いのししの煮込みのソース
タケノコのソテーとペコリーノチーズ(羊のミルクのチーズ)で食べていただきます。
年に1回かな・・・
今週末は『いのしし』です。
旨いですよ!
ブヒブヒいいながら食べて欲しいですね(笑)。
今週は
カウンターに独りで来て
ズルズルすするのO.Kにしましょうかね(笑)
私の好みはさておき。
合わせるソースは
いのししを赤ワインとトマトを含めた数種類の野菜で
長時間炊いたラグーソース。
いのししは獣の匂いを和らげるようにローズマリーがポイントですね。
さらに、
赤ワインと
仕上げに入れる生トマトの酸味が
いのしし同様に
脂の乗り切った40歳過ぎた私のようなおっさんでも
美味しく食べられるように
あっさり仕上げてもらいました(笑)。
仕上げにペコリーノチーズ。
強い塩っ気とパンチを加えます。
酸味の効いたあっさり目のラグーに
強いコクのチーズ。
混ぜながら食べるんですが・・・
強いチーズと酸味の間に
小麦の香りがチラチラ顔を出します。
味と香りの変化が素晴らしい!
乾麺特有のつるっと感を残しつつ、
モチっとした食感もあり、
ラグーソースとのコントラストが最高ですね。
是非、この機会にどうぞ!
ヴァイツェン(小麦のビール)か赤ワインですね。
<デザート>
・桜のムース ヘーゼルナッツのジェラート
春ですね。
今週は季節を感じるデザートです。
『桜のムース』。
桜の味って?
桜餅が代表的な食べ物。
ほのかな香り。
甘味はありますかね?
塩っ気によって若干感じますかね。
そんな弱々しい風味です。
そして
白ワインのグラニタと
オレンジとカンパリのジュレ
白ワインとオレンジの
二つの優しい酸味が
優しい桜の風味を引き立ててくれます。
そこに
ヘーゼルナッツのジェラートを合わせます。
芳ばしい香り。
鼻を引ひくひくさせながら
香りを意識しながら食べると趣き深い味わいに仕上がっています。
もちろん、何も考えなくても美味しく仕上がっていますよ(笑)。
あくまでこんなんが好きな人は
春を感じてみても良いのではという提案です。