’18.3/9(金)から3/11(日)のディナーメニューです

** ノルマですよ! **

<前菜>
・ハマチのカルパッチョ サラダ仕立て アンチョビのソース ¥1,600
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・ブルスケッタ 豚の煮込みとジャガイモのピューレ(会員限定)¥500
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<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ 水牛のモッツァレラチーズ ¥1,600
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<魚のメイン>
・赤エビと白ネギのグリル ¥1,600

<肉のメイン>
・和牛ばら肉のスライスのボイル アスパラ直火焼き ¥1,700
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<デザート>
・コーヒーゼリー ¥250

・苺のジェラート ¥350

・チョコレートのジェラート ¥350

・ジェラート2種盛り ¥550

・オレンジのセミフレッド レモンのソルベ(会員限定) ¥750
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<お知らせ>
今週末はノルマ(茄子のトマトソース)です。
簡単にいえば茄子のトマトソースです。
ローマに行くと必ず食べたいパスタの1位ですね。
動物性のものは上からのチーズくらいで
あとは野菜のみ。

見習いのグッチをローマに連れて行った時に
帰国の機内の中で
最も印象的だったパスタは?の問いに
「ノルマ」と答えていたので

やはり、凄いパスタだと思います。

山のようなパスタをまかないで頬張る20代後半から
「小盛りやで!」が口癖の40代前半までが
虜になるパスタはなかなかないですね(笑)

<前菜>
・ハマチのカルパッチョ サラダ仕立て アンチョビのソース

厚切りに切ったハマチのカルパッチョを
アンチョビのソースと共に
サラダ仕立てで食べていただきます。

スーパーに売っているようなペラペラのでは無く、
イタリアの大衆店で食べるような
肉厚のカルパッチョ。

今回は
豪快に厚切りに切った脂ののった『ハマチ』が主役。

前日から
レモンとミントとオリーブオイルで
マリネしておきます。

仕上げにかける
アンチョビのソースが
ハマチの生臭さを消してくれるとともに
酒が止まらなくなる味わい。

魚の旨味を引き立ててくれているのでは?
と感じるほど
アンチョビソースが最高ですね。

ハマチは臭いです。
私も普段は醤油をべったりつけて食べます。
ほんまに臭くなかったら塩で食べますもんね。
臭いから醤油に頼るのですが
せっかく、外でお金を出してハマチを食べるんやったら

パンチの効いたコクのあるアンチョビソースとともに食べると・・・
最高ですよ!

白ワインか
ビールが良いかな・・・

ええもん食った気にさせてくれますね。
さすが稲月シェフ!という前菜に仕上がってますね。
強くオススメさせていただきます。

<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ 水牛のモッツァレラ

揚げナスとトマトのパスタです。
仕上げに、水牛のモッツァレラを。

『ノルマ』とはシチリア出身のオペラ作曲家ベリーニの代表作の名前。
このパスタがそのノルマのように素晴らしかったため、
ノルマ風というふうに呼ばれるようになったらしい。

バジルの緑 リコッタチーズの白 トマトソースの赤
綺麗な彩りでイタリア国旗の色。

まず、
トマトソースが違います。
今までのくえろのトマトソースとは違います。
トマトだけではなく
ドライトマトをふんだんに入れます。
おいおいおい!というほどに(笑)

このコクのあるトマトソースは太目のパスタと相性が良いです。
リガトーニというペンネよりももう少し大きい筒状のパスタを使います。

上には素揚げした茄子。

さらに、
いつもはリコッタチーズですが
今回は水牛のモッツァレラでっせ!
なかなか無いアレンジ。

かなり
イタリアの味に近くなりました。
『カーチョ エ ペペ』と並んで私が最も好きなパスタです。
いや最近は『アッラ ノルマ』の方が食べたかったかな。
というのも
『アッラ ノルマ』は日本で再現できないと思っていたので
イタリアでは必死になって食べていました(笑)。
しかし
今回でまた順位が変わったかな?
そのくらいの完成度ですよ。

トマトソース好きは絶対に見逃せないですよ!

ノルマを知らないトマトソース好きはもぐりだと思います(笑)
これ食べてから
他のトマトソースを論じてほしいですね。

稲月シェフが
私の強いリクエストで再現してくれた
気持の入ったパスタです。
強くお薦めさせていただきます。

<デザート>
・オレンジのセミフレッド レモンのソルベ

オレンジのセミフレッドに
レモンのソルベを合わせます。

周囲には
生の柑橘系の果物を散りばめ
キャラメルのソースをかける。

『オレンジのセミフレッド』
イタリア語で
セミは半分、フレッドは冷たい
つまり、半分凍っているムースです。

セミフレッドと言えば
ローマの大衆店で見習いのグッチが頼んだ時のことを思い出しますね。

『ローマでの話』
フォークをつたってチョコのソースが垂れていた。
その先はグッチの左のわき腹の辺りにまで。
そんなことも気づかず
グッチは美味しい美味しいと機嫌よく食べていた。
食べ終わり、席を立とうとすると
チョコが・・・服にべったりついていた

私が見つけた!
飯田「どんな食べ方してるんや!(笑)」

グッチ「やられました」

奥野「なにが」

グッチ「垂らしながら持ってきて、ほら床も・・・」

飯田「ほんまやな(笑)どれだけ美味しくても、そんなアグレッシブな食べ方はできないな(笑)」

笑っていると、その店員が両手を挙げて
拭くものをわたしてくれた。

飯田「あの感じは、なんだよ!こぼしたのかよ!美味しいからって服に食わすなよ!(笑)的な感じやな」

奥野「そうやな。すぐならまだしも食べ終わった後なら、ただ汚い食べ方をした日本人ということやで(笑)」

グッチ「ですよね(笑)」

笑われながら店を後にした。

今週末はキャラメルのソースなので
垂れる心配はないですよ(笑)