朝晩は、寒くなりましたね。
秋の気配が・・・

ということは
そうです。
『栗』の季節ですね。

明日から
その栗に自家製のベーコンを合わせてカルボナーラをします。

２ヶ月半の間、しっかり熟成させたベーコンをフライパンにのせると
はじけるように油がでてきます。

その油に卵黄、生クリームがよく合うんです。

そんなまったりとした濃厚なソースに栗の香りが移ります。
まるで栗ご飯のように・・・

匂いを嗅いでも『栗』
口に入れると、ふわっと秋の香りが。

たまりませんよ！

常連さんからは
春の『しらす』

初夏の『アスパラ』

に続いて

秋の『栗』は絶対に外せないパスタと評価をいただいています。

ありがたいです。

しかしね・・・

１年で最も仕込が大変なパスタですよ。

栗の皮は硬いんです。

昨年の今の時期にこんな会話がありました。
稲月シェフは始めての栗のカルボナーラの仕込み。

奥野「来週は栗（のカルボナーラ）をするよ」

稲月「どうやるの？」

奥野「栗の皮を剥いてカルボナーラに・・・」

稲月「１人前どれだけ入れるの？」

奥野「7.8個かな」

稲月「7.8個！・・・火を入れてから剥いたら駄目なの？」

奥野「くずれるからな」

稲月「・・・そうか・・・何人前！」

奥野「40人くらいは」

稲月「8個として320個！」

奥野「頑張ろうぜ！」

生の栗を剥いたことある方はわかると思いますが、

大変ですよね！

10キロありましたから・・・

今年の栗は大きめだったので
1人前は6個くらい。

それでも大量の栗の皮むき。

日曜日、暇な時間帯に
営業中に2.5キロ分くらい剥きました。

奥野が包丁で固い殻を剥いて
岡地とグッチーが薄皮を・・・

楽な方法はありません！
3人で原始的な作業を・・・

カウンター越しに
その光景を見ていた古い常連のお客さんは
「もう栗のシーズンなんですね！」
「そんなに剥くんですか？」
などなど

そんなに・・・

確かに一番大きなボールに入りきらないほど
栗が入っていましたからね。

しかし
まだ倍以上残ってますから。
残念！

頑張ります。

皆さんもガンガン食べに来て欲しいですね。

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