‘11.10/11(火)から10/16(日)の旬のメニューです

<前菜>
・きびなごのフリット クリームソース 青のりの香り

<パスタ>
・栗と自家製ベーコンのカルボナーラスパゲティ

<メイン>
・豚バラ肉の軽い煮込み 西洋わさび風味

<デザート>
・オレンジのプリン

<前菜>
・きびなごのフリット クリームソース 青のりの香り

初めて使う食材『青のり』。
合わせるのは『キビナゴ』。

キビナゴは10センチほどの小さい魚なので、
骨や内臓(ワタ)をとらずそのままフライにします。

甘い身と、ワタのほのかな苦味が特徴。

そのキビナゴを青のりのソースをつけると、
苦味が後味の良い『キレ』に感じるんですね。

ソースによって食材の印象が変わる。

これがソースの使い方ですね。
改めて感じました。

くせのあるニンニクの芽も甘く感じます。
アスパラもより甘く。
インゲン豆は豆の香りがより感じられます。

これらはソースの一体感ですね。

ブロッコリーの上にはアンチョビがのっています。
塩味が効いていて、アクセントになりますね。

自然豊かな海のキビナゴが・・・

『青のりの風味』の作用でしょうか?

ブロッコリー・アスパラ・ニンニクの芽・インゲンが
まるで海で育ったかのように・・・

キビナゴと野菜達を青のりが上手く繋いでいます。

青のりの使い方を楽しんでほしいですね。

<パスタ>
・栗と自家製ベーコンのカルボナーラスパゲティ(限定30食)

くえろには季節のカルボナーラがあります。

春は『そら豆のカルボナーラ』

夏は『トウモロコシのカルボナーラ』

秋は『栗のカルボナーラ』

冬は『ゆり根のカルボナーラ』

4つの中で最初に出来たのが今週の『栗のカルボナーラ』です。
秋を感じられるパスタです。

2ヶ月半の間、しっかり熟成させたベーコンをフライパンにのせると
はじけるように油がでてきます。

その油に卵黄、生クリームがよく合うんです。

そんなまったりとした濃厚なソースに栗の香りが移ります。
まるで栗ご飯のように・・・

匂いを嗅いでも『栗』
口に入れると、ふわっと秋の香りが。

普通のカルボナーラではあまり味わえない風味。
鼻からも味わってほしいです。

仕入先曰く、
「栗は落ちるときはほとんど同時やからな。
ある時期はたくさんあるが、ぴたっと終わるからな」

そらそうですよね。
栗は自然のもんやから作付けをずらしたりできないですよね。

ただ南から順番に落ちていくだけですね。

旬が短いので年1回です。

カルボナーラ好きの方は、お見逃しのないように!

なお、自家製のベーコンが30人前しか作れませんでした。

なので、限定30食とさせていただきます。

栗は45人前くらいあります。
なので、完売後は『栗と生ハムのカルボナーラ』を予定しています。

気になる方はお早い目にお願いいたします。

<メイン>
・豚バラ肉の軽い煮込み 西洋わさび風味

朝晩は寒くなってきましたね。

メインはホッとする土の香り。

付け合せは
レンコン・ごぼうのソテーに、さつま芋のピューレと泥臭い根菜類が。

そんな土で育った鹿児島の豚。

深い土の香りを感じる皿です。

ソースは
酸味が感じられます。
バルサミコ酢?・・・にしては優しい酸味。
なるほど、赤ワインか・・・!

それだけではないこの厚み。

深く優しい酸味の正体は『西洋わさび』。

赤ワインの酸味と
鼻に抜ける軟らかいわさびの風味が特徴のソース。

豚バラ肉の脂のしつこさは抑えられ、
脂の甘みが最高です。

やはり、豚肉は
レンコン・ごぼうの土の香りによく合います。

さつま芋にパルメザンチーズを加えた濃厚な風味の甘いピューレ。
豚肉はもちろん
土の香りにも合います。

それぞれの組み合わせの変えて味の変化を楽しんで欲しいです。

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