白イチジクのシェリー酒漬け

先月の話、
奥野「シェリー酒を買ってきてよ」

飯田「またあれを仕込むの?」

奥野「正解(笑)!」

お客さんの中にはわかる方もおられると思います。

あれとは
『白イチジクのシェリー酒漬け』です。

シェリー酒を1本まるまる使いますから。
今回は2つ仕込んだので2本使いましたから・・・。

シェリー酒やったら何でもいいのとちゃいますよ!
以前、安いのを買ったら
「あかんわ」と
駄目だしをされました・・・

飲むんちゃいまっせ。
白いちじくを漬けるだけなのに。
贅沢な話やで。
何でもええやろ!
腹が立ちましたが
いいシェリー酒で漬けると悔しいが美味しいんですね。
完敗でした。

以後はこんな感じで定期的に漬けています。
シェリー酒

そして
どぼどぼと・・・
シェリー酒2

やっぱり全部入れてしまいよった・・・。

当店のもっとも高いワインほどするシェリー酒を・・・。

まぁ、美味しいんですけどね(笑)。

というのも
イタリアでチーズ盛を頼むと
凄いんです。

ローマのチーズ盛

あんずのシロップ漬け(お皿の右上の茶色い円盤状)が
塩分の強いペコリーノチーズによく合うんです。

ローマのチーズ盛2

こちらはトレビスという苦い紫色の葉っぱ。
これとクルミの油分と香りがフレッシュなチーズに良く合うんです。

ゴージャスというわけじゃないんですよ。

しかし
この計算された感じが・・・

イタリアのお店に行って差を感じます。

クラッカーを添えてたらええっというもんちゃうやろと・・・

なので
『白イチジクのシェリー酒漬け』こだわりんです。

やらしい話、お金にはなりませんから・・・(笑)
添えようが添えまいがチーズ盛りには代わりが無いですからね。

しかし
私達がやりたいのでやっています。
お客さんにわからないところの小さなこだわり・・・

この話を友人にしたら
「おもしろいから書くべきや」
と背中をおされたので思い切って書いてみました。

シェフは半分以上イタリアに入ってしまっています。

私が通訳になってシェフ達と
お客さんとの距離を詰めていければと思っています。

予約状況
テーブル 残り1つ(大きなテーブルが空いています)

カウンター 1組のみ

白イチジクもいい具合に漬かっています。
いつでもどうぞ!

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