’12.4/17(火)から4/22(日)の旬のメニューです

<前菜>
・エビとレンコンのサラダ                ¥1,575

<パスタ>
・マグロと菜の花のカザレッチェ            ¥1,575

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース ¥1,680

<デザート>
・オレンジのプリン                    ¥472

<前菜>
・エビとレンコンのサラダ

エビ・レンコン・生ハムをソテーして生野菜にのせたサラダ。

久々の奥野シェフの前菜。
生ハムの切り落としを刻んでソテーした
上品な旨みの強いコクのある油。
そして
エビの香りと甘味とコクを含んだダシ。

それらのダシを含んだ油を一緒に焼いてレンコンに吸わせます。

残ったダシ油を生野菜にダーッとかけます。

強いコクのダシ油に負けないように
自己主張の強い野菜を揃えました。
セロリ・レタス・玉ねぎ・大根・水菜・人参。
数種類の野菜を加えたサラダ。
全て地元の野菜です。
収穫したての新鮮な野菜だからこそ感じられる野菜特有の風味を
舌だけでなく鼻からも感じてほしいですね。

こんなやんちゃな地元の野菜vs色気のある生ハムの切り落とし
見ごたえある組み合わせですね(笑)

久々のガッツリ系の前菜を堪能してください。

どんなビールでも完全に合います。
あと赤ワインもガンガンいけますよ!

生ハムの切り落としを使っているので
無くなり次第終了です。
気になる方はお早い目に!
エビとレンコンのサラダ

<パスタ>
・マグロと菜の花のカザレッチェ

S字状のショートパスタ(カザレッチェ)の
マグロと菜の花のトマト、ケッパー、オリーブ、唐辛子、アンチョビのソース(プッタネスカ)です。

まず、
『カザレッチェ』知っていますか?
パスタの種類なんですが。
日本ではあんまり知られていないですかね。
形状は一言では表しにくいのですが・・・
5センチほどのショートパスタで、
断面がS字形をしていて、ソースによく絡みます。

次に
プッタネスカとはナポリの名物。
昼食時にも忙しい娼婦(売春婦)が、
海のものも畑のものもごった混ぜにして、食べたパスタ。
味付けはトマト、ケッパー、オリーブ、唐辛子、アンチョビ。

今回はアンチョビとニンニクでマグロを塊をソテーしながら
フライパン上で木ベラで崩していきます。

焦げ目の付いた焼き目。
崩していくと
中からタタキの状態のマグロの赤身。

この火を入れる過程が
そそられるんですよ!

そんなそそられるマグロは
ミニトマト、ドライトマト、ケッパー、オリーブで
酸味とコクを加えられます。

これらの複数の食材の酸味が
マグロの味を引き立てていますね。

菜の花の苦味が
味を引き締めています。

そんな
立体感のあるソースが
カザレッチェのS字の部分から入っていき、
よく絡むんです。

食感もしっかりあって
アルデンテの時間も比較的ながく
もちもち感を楽しめます。

マグロと菜の花のカザレッチェ

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース

トウモロコシの粉をつけてソテーしたとりモモ肉に
ゴルゴンゾーラのソースをつけて食べていただきます。

ポレンタ粉とは粗挽きのトウモロコシの粉です。
一般的には、だし汁で炊いてネトネトの状態で食べるか
揚げて芋のような感じで食べます。

しかし
今回はとりモモ肉に付けて揚げました。モモ肉はほろっとした肉質。
そんなモモ肉の表面にプチプチした食感のポレンタ。

そんなモモ肉にはゴルゴンゾーラソースを合わせます。
ゴルゴンゾーラの熟成がヤバイ状態なんで、たまらなく美味しいです。

さらに、バルサミコ酢。
深みのある酸味が良いんです。わかりますかね?
一般的な酢はガツンと酸味がきます。
バルサミコ酢は少し遅れてくるというか、
甘みもあってコクもあって、複雑な酸味なんです。

だからこそ、酸味と対極にある乳製品。
なかでも強烈な青カビのチーズ(ゴルゴンゾーラ)にも合うんです。

濃厚すぎて少し行き過ぎなところを戻すというか・・・

そんなゴルゴンゾーラとバルサミコ酢のソースに
サツマイモとブロッコリーを合わせます。
サツマイモの甘みがブロッコリーの青臭さによく合います。
もしゃもしゃの頭でソースを拭いながら食べてください。

最もよく合うのがニンニクの芽。
ニンニクとは異なりやわらかな香りと青臭さがゴルゴンゾーラの風味に合うんです。

茎の食感、モモ肉の柔らかさ、ポレンタ粉のプチプチ感。
食感のコントラストが楽しい料理です。

鶏肉のポレンタ粉 ゴルゴンゾーラソース

最近、メイン料理で最もリクエストの多いメイン料理の1つです。
・多くのリクエストをいただいたこと。
・ゴルゴンゾーラがたまらなく熟成が進んでいることと。
・シエナのキャンティによく合うこと。

以上の3つの理由で、予定は無かったのですが急遽やることになりました。

つまり
予定を変更してもするくらい・・・
『お薦め』ということですね。
試食では笑ってしまいました。
美味しすぎて!