‘12.7/10(火)から7/15(日)の旬のメニューです

<前菜>
・マグロのソテーとボイル野菜 サルサベルデのソース ¥1,680

<パスタ>
・赤エビとズッキーニのスパゲティ             ¥1,575

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース   ¥1,680

<デザート>
・クレームカラメル(プリン)                 ¥472

<前菜>
・マグロのソテーとボイル野菜 サルサベルデのソース

ソテーしたマグロと茹でたジャガイモとアスパラを
パセリのソースで食べていただきます。

肉食文化の西洋人でも『マグロ』は大好きというのがわかる料理。

表面は焼き目はついていますが、切った断面は真っ赤のレア状態。
プロの焼き具合です。

食感はとり肉というかササミのように感じます。
お肉のような魚ですね。

隣には、ボイルした野菜たちが・・・
ジャガイモとアスパラが甘いんです。
さらに
トレビスの苦味が良いアクセント。

最後に、サルサベルデ(パセリ)のソースが。
自家製ベーコンとパン、パセリを入れています。

この隠し味の肉っ気が
ボイル野菜とマグロのソテーを上手く繋いでいます。

魚が好きな年配の方から
肉が好きな若い、学生さんをも魅了する料理です。

私はマグロの料理の中で最も好きな食べ方ですね。

合わせるのは、キンキンに冷えた白ワイン又はのど越しの良いビールかな?

マグロが肉っぽいので、
私は赤ワインが良いですね。

<パスタ>
・赤エビとズッキーニのスパゲティ

赤えびとズッキーニ。そしてズッキーニのペーストを加えたスパゲティ。

初めて赤エビを使います。
味は大きな甘エビのよう。強い甘味が特徴。
そして
大きいです。そんな大きな赤エビを2匹まるまる使います。

まず
海老の頭と殻を外します。もちろん、身はパスタに使います。
頭と殻のゆくえが問題なんです。

捨てると思いきや。頭と殻は鍋に入れ、ダシを摂るんですよ。
貧乏臭いでしょ(笑)。
ザルでこして旨味を一滴残らず絞り出すんですから。
普通に頭と殻つきの海老を入れるだけでは出てこない部分の旨味まで味わえます。
とにかく、食べてみてください貧乏臭いと笑せませんから!

手間はかかりますよ。
手はいろんなもんが刺さるし、かゆくなってくるし、大変です(笑)。
だからこそ
一口食べると
濃厚なミソが口が痛いほどの強い旨味が!
蟹やロブスターのパスタのように感じますね。

私は蟹やロブスターのような大味なパスタは好きではありません。
一口目は美味しいのですが
あとは口が疲れてくるんですよね。
高級店で一口程度を食べるのはよいんですが・・・

くえろのように
しっかりとした量を出すトラットリアのパスタには向かないと思います。
なので、今までやりませんでした。

しかし、さすが奥野シェフ。
ズッキーニのペーストの合わせ方、
仕上げにかけるペコリーノチーズと松の実の風味とコク。
強烈な赤エビのコクと風味が単調に感じさせない工夫。

美味しいエビのパスタをガンガン飽きずに食べ勧められる
理想のパスタに仕上がっています。素晴らしい仕上がりです。

稲月シェフの知り合いの
シエナのワイナリーのキャンティが合いますね。
エビなのに赤ワイン?と思うでしょ!
ペコリーノチーズの作用でしょうね。
ライトタイプの赤ワインは合いますね。
美味しく感じていただけると思います。
赤エビとズッキーニのスパゲティ

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース

ポレンタ粉を付けたとりモモ肉を揚げて、ゴルゴンゾーラのソースで食べていただきます。

ポレンタ粉とは粗挽きのトウモロコシの粉です。
一般的には、だし汁で炊いてネトネトの状態で食べるか
揚げて芋のような感じで食べます。

しかし
今回はとりモモ肉に付けて揚げました。モモ肉はほろっとした肉質。
そんなモモ肉の表面にプチプチした食感のポレンタ。

そんなモモ肉にはゴルゴンゾーラソースを合わせます。
ゴルゴンゾーラの熟成がヤバイ状態なんで、たまらなく美味しいです。

さらに、バルサミコ酢。
深みのある酸味が良いんです。わかりますかね?
一般的な酢はガツンと酸味がきます。
バルサミコ酢は少し遅れてくるというか、
甘みもあってコクもあって、複雑な酸味なんです。

だからこそ、酸味と対極にある乳製品。
なかでも強烈な青カビのチーズ(ゴルゴンゾーラ)にも合うんです。

濃厚すぎて少し行き過ぎなところを戻すというか・・・

そんなゴルゴンゾーラとバルサミコ酢のソースに
サツマイモとブロッコリーを合わせます。
サツマイモの甘みがブロッコリーの青臭さによく合います。
もしゃもしゃの頭でソースを拭いながら食べてください。

よく合うのが枝豆。
枝豆の甘味と豆臭さがゴルゴンゾーラの風味に合うんです。

茎の食感、モモ肉の柔らかさ、ポレンタ粉のプチプチ感。
食感のコントラストが楽しい料理です。

最近、メイン料理で最もリクエストの多いメイン料理の1つです。
・多くのリクエストをいただいたこと。
・ゴルゴンゾーラがたまらなく熟成が進んでいることと。
・シエナのキャンティによく合うこと。

以上の3つの理由で
予定は無かったのですが急遽やることになりました。

つまり
予定を変更してもするくらい・・・
『お薦め』ということですね。
試食では笑ってしまいました。
美味しすぎて!