今週は、タリオリーニという細めのロングパスタです。
このパスタは主に北イタリアでよく食べられます。
卵黄をふんだんに使って作られるちょっと贅沢なこのパスタは、
しっかりとした食感で、卵の風味が感じられます。
特に、トリノを州都にもつピエモンテ州でよく食べられます。
ピエモンテ州は、バローロというイタリアを代表する赤ワインの生産で有名です。
長期熟成に向くこのワインは樽で寝かされてから瓶詰されることがほとんどなんですが、
ワインを樽で寝かせると、木の成分がワインに溶け出して、ワインに濁りが出ます。
その濁りを取るために使われるのが、なんと卵白なんです!
生の卵白を混ぜてワインに入れます。
卵白をワインに混ぜると、余計にワインが濁りそうですが、
ワインに含まれる酸が、卵白を凝固させるので卵白はワインに混ざりません。
そして濁りを吸収した卵白はワインの底に沈殿します。
一体、誰がこんな事を発見したんでしょうか?!
素晴らしい知恵ですね。
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こちらは若干プライベートに近いです。
よかったら見てください。
くえろ・くえら奥野