’12.10/23(火)から10/28(日)の旬のメニューです

<前菜>
・手羽元のグリル 里芋のグラタンと柿のソテ添え アボカドのソース ¥1,680

<パスタ>
・自家製しらすと鰆(さわら)のスパゲティ                 ¥1,680

<メイン>
・豚フィレ肉のグリル キノコのピューレと生ハム             ¥1,680

<デザート>
・ライチのヨーグルト ココナッツソース                   ¥472

<前菜>
・手羽元のグリル 里芋のグラタンと柿のソテ添え
 アボカドのソース

良い具合に焼き目が付いた手羽元に里芋のグラタンと焼いた柿を添えて
アボカドのソースで食べていただきます。

手羽元はニンニク・塩・コショウ・ナツメグ・クミン・
バルサミコ酢・レモンでマリネしてからグリルしています。
程よい酸味、クミンの香りがお酒が飲みたくなる味に。

さらに
キノコと果物の『柿』をソテーします。

私は柿は熟れてじゅくじゅくが好きですが、
今回はまだ若い、シャキシャキした柿を使います。
バターでソテーしますが・・・
もちろん甘いですよ。
ほのかにですが。
このほのかな甘みが皿全体を上手くまとめています。
私も初めての味でした。
とにかく食べて感じて欲しいですね

さらに
里芋が凄いインパクトでした。
というのも
里芋なんて脇役でしょ?
地味な脇役を、脇役的な使い方をしているのに
この主張!このふり幅で驚きました。
トマトソースで煮てからパン粉とパルミジャーノチーズをかけてオーブンへ。
里芋のグラタン風ですが、里芋がこんなに洋風の味付けに合うなんて!
初めて感じましたね。

新しい発見があるワクワクする前菜です。

<パスタ>
・自家製しらすと鰆(さわら)のスパゲティ

1年半前に漬けた自家製のロサマリーナ(しらすの唐辛子漬け)をベースに、
さごしと青ネギと茄子のオイル系のスパゲティ。

昨年の春に漬けたしらす。約1年半ものです。
過去に幾度も失敗。
試行錯誤の末、しらす干しに適した小さな透明なしらすではなく、
うっすら青みが出て、若干、大きくなっているしらす。
食べると骨が少しあたります。
これくらいの方が旨味が多く、長期熟成にも耐えます。
そして味が濃いです。
そんなしらすも、1年半を過ぎて熟成が完成。
コクの強いしっかりとした味に。

そんなしらすには鰆(さわら)を合わせます。
淡白な身なんですが、やはり青身魚。
特有の匂いがあります。
この匂いを消してやると鰆の旨味を堪能していただけます。

1年半熟成のしらすに
飴色になるまで炒めた旬の玉ねぎを加えます。
旬だからこその甘味と濃厚なコク。
唐辛子の辛味を上手く和らげてくれます。
しらすのパスタには欠かせない味。

仕上げに青ネギの香りが・・・

立体的な味に仕上がっています。
立体的とは?
よく聞かれるので今回は詳細に・・・

ベースには玉ねぎの甘味。
そこに、しらすのコクが合わさり。
さらに、鰆のダシが加わり。
一番上には、青ネギの香り。
そんな立体的な味。

そして、この味を茄子が吸うんです。
スライスして炒めた茄子で以上の立体的な味を感じてください。
具材はやや多いですが、何一つとしていらない食材はありません。
シンプルな味のパスタです。

魚でも醤油ができます(白醤油)。
ロサマリーナもフライパンで加熱してやると、
焦し醤油に似た香りを放ちます。
たまらないですよ(笑)。
強いコクとピリッとした辛味も最高ですね。
白ワイン、ビールが止まらない味に仕上がっています。
強くお薦めさせていただきます。

<メイン>
・豚フィレ肉のグリル キノコのピューレと生ハム

3センチくらいの厚みのある豚フィレ肉を約10分かけてゆっくり火を通し、
火を通した時間と同じ時間かけて(合計20分)ゆっくりと休ませる。
すると、中はピンク色(火は通っています。ローストビーフのように)。
肉が有名なトスカーナで修行した稲月シェフの火加減が全てのシンプルな豚フィレのステーキ。

粉を付けてバターとオリーブオイルでソテーします。
豚のダシ・赤ワイン・バルサミコ酢で絡めたソースを。

エリンギ・舞茸・椎茸のピューレをフィレ肉の上に。

さらに
生ハムのソテーを。

フィレは脂身が少ないです。
なので
生ハムで脂分を足しています。

また、キノコのピューレとの調和は
上品な仕上がりです。

付け合せは
ソテーした長いもと椎茸。

こちらも旬の野菜。
素材の味を生かしたシンプルな味付け。

もちろん、
赤ワインのソースをつけても美味しいです。

とにかく
厚みがあるのに
「上手に焼いてるなぁ」そんなメインです。
フィレ肉の火の入れ方が抜群。

そんなメインが¥1,680ですよ!
厚みのあるフィレ肉を見事な火の入れ方で軟らかく仕上げている肉料理はなかなか味わえないですよ!
肉好きの方は絶対に見逃さないように!