’13.2/5(火)から2/10(日)の旬のメニューです

<前菜>
・ブリのソテー ミックスサラダ フェンネルの香り  ¥1,680

<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ               ¥1,680

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース ¥1,680

<デザート>
・パンナコッタ ラズベリーのソース           ¥472

<前菜>
・ブリのソテー ミックスサラダ フェンネルの香り

今が旬の脂がのったブリを軽くソテーして
ドライトマトとアンチョビのソースで食べてもらいます。
付け合せは白菜のサラダです。

包丁を入れると中は半生。
切り面は脂でキラキラ。

そこに白ワイン・ドライトマト・ケッパー・アンチョビを加えたソースをかけます。

隣には白菜がメインのミックスサラダ。

役不足では?と思いきや・・・。
まだ葉っぱの中心の部分も
肉厚は薄く大きくなる前の小さめの白菜。
厚めの千切りでシャリッとした食感は残す。
みずみずしくて歯ざわりも良く、生で食すには◎。
さすが何倍もある普通の大きさの白菜より高いだけのことはある(笑)。

ローマの市場で買ってきたフェンネルの種と自家製のヨーグルトで和えます。

この白菜だけでもワインが飲めます。

しかも、ブリと一緒に食べると、ブリの脂が上品に感じましたね。
旬の新鮮なブリとはいえ、芳醇な脂の部分に青魚特有クセは若干ですがありますね。
しかし、
ヨーグルトの優しい酸味とフェンネルの独特の香りが
上手くブリのクセの部分のみを消すというか、中和するようなアイデアでした。

ビネガー(酢)を使わなかった稲月シェフ。なるほど!

冬の代表的な『ブリ』を堪能してください。

<パスタ>
・リガトーニ アッラ ノルマ

揚げナスとトマトのパスタです。
仕上げに、リコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)を振り掛けます。

『ノルマ』とはシチリア出身のオペラ作曲家ベリーニの代表作の名前。
このパスタがそのノルマのように素晴らしかったため、
ノルマ風というふうに呼ばれるようになったらしい。

バジルの緑 リコッタチーズの白 トマトソースの赤
綺麗な彩りでイタリア国旗の色。

今回は
日本では手に入りにくいリコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)が
入荷いたしました。

まず、
トマトソースが違います。
今までのくえろのトマトソースとは違います。
トマトだけではなく
ドライトマトをふんだんに入れます。
おいおいおい!というほどに(笑)

このコクのあるトマトソースは太目のパスタと相性が良いです。
リガトーニというペンネよりももう少し大きい筒状のパスタを使います。

上には素揚げした茄子。

さらに、リコッタ・サラータ(熟成させたリコッタ)。
加えて
リコッタをオーブンで焼いて水分を飛ばしてから
パルメザンチーズを加えた自家製のリコッタチーズも
仕上げに振り掛けます。

かなり
イタリアの味に近くなりました。
『カーチョ エ ペペ』と並んで私が最も好きなパスタです。
いや最近は『アッラ ノルマ』の方が食べたかったかな。
というのも
『アッラ ノルマ』は日本で再現できないと思っていたので
イタリアでは必死になって食べていました(笑)。
しかし
今回でまた順位が変わったかな?
そのくらいの完成度ですよ。

奥野シェフが
何週もかけて、このパスタの試食を続けてきました。
気持の入ったパスタです。
強くお薦めさせていただきます。

<メイン>
・とりモモ肉のポレンタ焼き ゴルゴンゾーラソース

ポレンタ粉(とうもろこしの粉)を付けたとりモモ肉を揚げて、ゴルゴンゾーラのソースで食べていただきます。

ポレンタ粉とは粗挽きのトウモロコシの粉です。
一般的には、だし汁で炊いてネトネトの状態で食べるか、揚げて芋のような感じで食べます。

しかし
今回はとりモモ肉に付けて揚げました。モモ肉はほろっとした肉質。
そんなモモ肉の表面にプチプチした食感のポレンタ。

そんなモモ肉にはゴルゴンゾーラソースを合わせます。
ゴルゴンゾーラの熟成がヤバイ状態なんで、たまらなく美味しいです。

さらに、バルサミコ酢。
深みのある酸味が良いんです。わかりますかね?
一般的な酢はガツンと酸味がきます。
バルサミコ酢は少し遅れてくるというか、
甘みもあってコクもあって、複雑な酸味なんです。

だからこそ、酸味と対極にある乳製品。
なかでも強烈な青カビのチーズ(ゴルゴンゾーラ)にも合うんです。

濃厚すぎて少し行き過ぎなところを戻すというか・・・

そんなゴルゴンゾーラとバルサミコ酢のソースに
丹波しめじ、南瓜、ズッキーニを合わせます。
南瓜の甘みがズッキーニの青臭さによく合います。
南瓜でソースを拭いながら食べてください。

よく合うのが丹波しめじ。
キノコの風味がゴルゴンゾーラの風味に合うんです。

野菜の食感、モモ肉の柔らかさ、ポレンタ粉のプチプチ感。
食感のコントラストが楽しい料理です。

最近、メイン料理で最もリクエストの多いメイン料理の1つです。
・多くのリクエストをいただいたこと。
・ゴルゴンゾーラがたまらなく熟成が進んでいることと。
・シエナのキャンティによく合うこと。

以上の3つの理由で
予定は無かったのですが急遽やることになりました。

つまり
予定を変更してもするくらい・・・
『お薦め』ということですね。
試食では笑ってしまいました。
美味しすぎて!