『セキュリティーチェック』
飯田「水は持ち込まれへんで!捨てとけよ!」
グッチ「はい」
私・グッチ・奥野の順で
空港のセキュリティーチェックのゲートを通った。
グッチの鞄がとりあげられた。
ファスナーを空けさせられている。
水が出てきた。
言うたやんけ!どんくさいな!
と思いながらも
どんどん血の気が引いて青色に変わり焦るグッチが
おもしろいのでニヤニヤ見ていた。
横では奥野が荷物をのせるトレーを転がすローラーの隙間を覗き込んでいる。
飯田「何してるん?」
奥野「2ユーロ落とした。」
飯田「(笑)」
チケットを隙間に突っ込んで必死になってもがく37歳。
おもしろくてしかたがない。
グッチは顔が真っ赤になってパニックになっている。
青なったり赤なったり忙しいなぁと
ニヤニヤ見ていると。
グッチ「何て言ってるんですか?(必死な眼差しで)」
飯田「何をパニクってるんや!(笑)水を捨てるか?ここで飲むか?と言ってる。飲むんか?」
グッチ「いらないです。」
飯田「じゃあ、ゴミ箱を指差せや(笑)」
府大に入れる学力のある奴が聞き取れないんですから。
そんなはずはないですよ。
平常心は大切だということですな。
向こうでは
奥野「やったー!」
2ユーロが取れたらしい。
朝から騒がしいセキュリティーチェックだった(笑)