’13 イタリア話 その14 『アラビアータ』

『アラビアータ』

早朝の飛行機だったので
午前中にローマに着いた。

迷うことなく
今年もアラビアータを食べに行った。

昨年、見つけたお店。
昼に行って
同じ日の晩にまた行って
同じ席に座り
同じアラビアータを食べた。

今年も食べました。

やはり最高だ!

・アーティチョーク ローマ風
・プンタレッラ
・トマトのブルスケッタ
・アラビアータ

どうですか!
イタリア料理最高!

パリで胃腸が弱っているからさらに最高!

くえろ・くえらのオープン当時
私が農業をかじっていたこともあって
野菜をうりにしたお店もいいな。と奥野に提案したことがありました。

最近では珍らしくないですが
当時はあまりなくて
いけると思ったんです。

しかし
奥野「いやや。野菜にこだわるんは当たり前のこと!そんな色をつけたら肉や魚を使いにくくなる。わざわざ謳うのは意味がわからん!」

と、即却下。

当時はなんやねん!と思っていたんですが、

奥野・稲月レベルの料理を出せれば
そんな小細工は無用だなと今なら解ったような・・・。

今回の食事のように
イタリア料理はヘルシーに食べようと思ったら
なんぼでもいけまっせ!
わざわざ謳わなくても。

ようやく奥野の言っていることが理解できたような・・・。

そんなことを思い出しながら
大満足でフォークを置いた。

食後にティラミスを注文しておいてと奥野に伝えてトイレに立った。

戻ってくると
プリンとケーキになっていた。

飯田「えっ!?えらい変わったティラミスやな・・・もはやティラミスの原形あれへんな(笑)」

奥野「(笑)ティラミスは今作っているんやって!」

飯田「そうなん!」

奥野「待てるんだったらいいけど!と言われた?」

飯田「しゃあないな(笑)コーヒー飲みたいね」

奥野「カフェ4つ」

飯田「おばちゃん!私は1つカフェマキアートで!」

おばちゃん「あいよ!」

とっさに反応できた俺すばらしい!
調子に乗らず胃袋をいたわることを覚えた(笑)
ニヤニヤしていた。

すると
おばちゃんがエスプレッソを持ってきた。

おばちゃん「どうだった?」

奥野「美味しかった。特にアーティチョークが絶品だった!」

おばちゃん「そうだろう!私が作ったんだよ。パセリとパン粉とニンニク、白ワインで・・・私が作らないとね」

・・・で表記したように
私はほとんど理解できませんでしたが(笑)
奥野は細かい工程を楽しそうに話を聞いている。

奥野「もう何年、いや何十年と作っているんだろうな。だから美味しいんだよ。」

飯田「マンマの味やな。」

奥野「そうやな」

横でグッチが頷いていた。

アーティチョーク

プンタレッラ

トマトのブルスケッタ

アラビアータ

マンマ

プリン

ケーキ