’13 イタリア話 その16 『ナポリの英雄』

『ナポリの英雄』

ナポリの街中にあるお土産やさんには
地元のサッカーチーム
水色のナポリのユニホームが売られている。

店頭に飾られているのは
現役の選手を差し置いて

ナポリの10番
あのマラドーナ。

今でも英雄なんでしょうね。

私が物色していると。

店主「オリジナルデザインだぜ!これなんかどうだい!」

店主に促されて1人でふらっと店内に入った。

飯田「このMサイズある?」

店主「ちょっとまって・・・無いな・・・これはどうだい!」

飯田「これはポリ(ポリエステル)やん!綿のTシャツが欲しい。」

店主「うーん・・・」

飯田「無いか・・・しゃあないね」

店主「これは!」

飯田「これタオルやん。確かに綿やけど(笑)」

店主「オリジナルデザインだぜ!」

飯田「Tシャツが欲しいんやって(笑)」

店主「このスポーツタオルは首からかけてこう使うんだよ」

飯田「わかったわかった(笑)ありがとう」

店主「これはMがあるよ」

飯田「それもポリちゃうん?この手触り・・・(タグを見てみると)やっぱりポリやん!もうええわ。ありがとう」

店を出たら皆が待っていた。

奥野「買うん?」

飯田「いいや。Tシャツを物色していたんだがタオルを勧められた」

奥野「はぁ?」

飯田「Tシャツ→ポリエステル生地→綿生地→綿生地のタオルという流れで」

奥野「笑かしよるな」

飯田「しかも、オリジナルデザインって推してくるんだが絶対に許可とってないで(笑)」

奥野「間違いないな」

飯田「しかし、あのおっさんは口が達者やから、ライセンスとは言ってないだろ、あくまで『オリジナルデザインだ』と言いそうやわ」

奥野「言いそうやな(笑)」

飯田「ナポリはおもろいわ」

オリジナルデザインTシャツ