’13 イタリア話 その19 『船乗りのパン』

『船乗りのパン』

輪っかのパンが売っていた。

飯田「あれ何なん?」

奥野「あれは船乗りがひもを通して船に乗り込み、船上で海水に浸して軟らかくしてから
オリーブオイルや魚や野菜などをのせて食べるパンやねん!」

飯田「凄いな。あの輪っかにヒモを通して海水にジャブジャブするんやな?」

奥野「そうやと思う。」

飯田「じゃあトスカーナのパンみたいに塩は入っていないんだな?」

奥野「それは知らん?食べたこと無い(笑)」

飯田「なんじゃそら(笑)」

この最後のオチが奥野シェフらしい。

しかし、料理のことはよく知っている。

グッチは奥野シェフの料理の話に
目を輝かせていた。

凄い勉強になっただろうな・・・

輪っかのパン