’13.12/3(火)から12/8(日)の旬メニューです

<前菜>
・スパイスを効かせたエビのグリル  白インゲン豆のスープ仕立て ¥1,680

・とりササミのブルスケッタ            ¥525

<パスタ>
・自家製しらすと鰤(ブリ)のスパゲティ    ¥1,680

<メイン>
・豚肩ロースとパプリカのトマトソース煮    ¥1,680

<デザート>
・イチジクのジェラート ・北海道の蜂蜜のジェラート 各¥367 盛り合せ¥577

・クルミとレーズンのケーキ 安納芋のジェラート  ¥787

<前菜>
・スパイスを効かせたエビのグリル 
 白インゲン豆の煮込みと焼き野菜を添えて

エビのグリルを
白いんげんのスープで食べていただきます。

『エビ』が主役です。

エビをクミン、カレー粉を使いソテーします。

仕上げに海老のダシをかけます。

スパイシーな風味付けによって
エビの甘味が引き立てられます。

インゲン豆の食感も良いです。

炒めたベーコンと玉ねぎ、
パルミジャーノの皮とパセリの芯で煮込んだインゲン豆。

仕上げに
バターで香り付けしています。

漬けあわせは野菜に
パルミジャーノをかけてオーブンで焼いて添えます。

カブ、ユリ根など
その時々に美味しそうな野菜達を
日替わりでいきましょうかね。

<パスタ>
・自家製しらすと鰤(ブリ)のスパゲティ

1年半前に漬けた自家製のロサマリーナ(しらすの唐辛子漬け)をベースに、
鰤(ブリ)と青ネギと茄子のオイル系のスパゲティ。

昨年の春に漬けたしらす。約1年半ものです。
過去に幾度も失敗。
試行錯誤の末、しらす干しに適した小さな透明なしらすではなく、
うっすら青みが出て、若干、大きくなっているしらす。
食べると骨が少しあたります。
これくらいの方が旨味が多く、長期熟成にも耐えます。
そして味が濃いです。
そんなしらすも、1年半を過ぎて熟成が完成。
コクの強いしっかりとした味に。

そんなしらすには鰤(ブリ)を合わせます。
脂ののった身は最高なんですが、特有の匂いがあります。
この匂いを消してやると鰤の旨味を堪能していただけます。

1年半熟成のしらすに飴色になるまで炒めた旬の玉ねぎを加えます。
旬だからこその甘味と濃厚なコク。
唐辛子の辛味を上手く和らげてくれます。
しらすのパスタには欠かせない味。

仕上げに青ネギの香りが・・・
立体的な味に仕上がっています。

立体的とは?
よく聞かれるので今回は詳細に・・・

ベースには玉ねぎの甘味。
そこに、
しらすのコクが合わさり。
さらに、
鰤のダシが加わり。
一番上には、
青ネギの香り。
そんな立体的な味。

そして、この味を茄子が吸うんです。
スライスして炒めた茄子で以上の立体的な味を感じてください。
具材はやや多いですが、何一つとしていらない食材はありません。
シンプルな味のパスタです。

魚でも醤油ができます(白醤油)。
ロサマリーナもフライパンで加熱してやると、
焦し醤油に似た香りを放ちます。たまらないですよ(笑)。
強いコクとピリッとした辛味も最高ですね。
白ワイン、ビールが止まらない味に仕上がっています。
強くお薦めさせていただきます。

<メイン>
・豚肩ロースとパプリカのトマトソース煮

豚肩ロースとパプリカを鉄のフライパンで焼いて
唐辛子を加えたトマトソースで軽く煮込んでいます。

パプリカがやりますね。
パプリカ自体も甘いのですが、
豚・トマトとの相性が良いのでより甘く感じるんです。

ローマの下町のテスタッチョのお店で食べた料理です。
とても、おいしかったんです。

今回の料理は、オリジナルよりもさらに美味しく仕上がっています。

ローマで買ってきた生唐辛子のペーストを隠し味に使用しています。
このペーストもやりますね。

辛味だけでなく甘味もあるんです。
唐辛子のペーストのくせにですよ。
青トウのような甘味を持っているんです。

この両者の甘味と辛味、豚のコク、トマトの酸味が絶妙です。
絶対にパンが欲しくなるソースですね(笑)。

この料理をローマで食べた時は衝撃的でした。
口に運んだ瞬間に
奥野シェフと目が合いましたね。

残念だったのは
前菜とパスタを食べすぎて満腹だったこと。

それでも
押し付け合いになることなく
むしろ取り合いになりましたからね(笑)。

目を閉じるとあのトラットリアの店内が今でも浮かびますね。
それだけ思い入れのあるメイン料理。

強くお薦めさせていただきます。
豚肩ロースとパプリカのトマトソース煮