『スパゲティ 秋刀魚とセロリと自家製しらすのアーリオ・オーリオ』

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高級店で食べるパスタって
大きな皿にちょこっとですよね。

それはコースで何皿も食べていただくので
総数200gの物を食べてもらうには
前菜で30gを二皿・・・

こんな感じで引き算で計算していくと
パスタは50gくらいになってしまいます。

一方でパスタにサラダ・スープ程度の大衆的なコースは
パスタのグラム数が多くなる・・・

コックはそんな計算をしているだけなんですよ。

店を始める前の私は無知で・・・
高級店のパスタが少ないことを
『ケチ』だと思っていました(笑)

それは、実際に行ったお店では
お腹は満たされなかったし・・・
正直、レストランはよくわからんと思ってました。

だから大衆店を始めたんですが(笑)。

オープンしたのは20代でしたから
そんな未成熟、だけど恥ずかしいほど真っ直ぐでしたね。

今なら腹が減っていたら
「パスタを多めにして欲しい」とオーダーの際に言えばいいだけのことなのに・・・
おそらくやってくれると思いますよ。

店を出るときに
「全然、足らんなぁ」は味の話の前の段階だと思います。
私は最低だと思います。

客 量が足らない。
店 お客様が注文されたコースを出した。

メニューにボリュームは書いてないやん!

お腹が減ってませんか?
逆に、ボリュームありますが食べられますか?
という、
配慮が出来なかったら
タッチパネルか食券にしたらええやん!(笑)と思います。
サービスなんかいらんで!

前置きが長くなりましたが
今週のパスタは
レストランで出すような少量のパスタをしっかり食べてもらいます。

逆ですね。
しっかり食べてもらうパスタでも高級感を感じてもらうことは出来ないか・・・
という
今週の挑戦ですね。

私のパスタの感覚なので
飯田がまた極端なことを言うてるわ
くらいで読み流してくださいね(笑)

フライパンをふってお皿にドーン。
私が大好きな感じ。
これが今までのパスタ。

今回は
パスタを仕上げて
別でソテーした秋刀魚を添えて端っこにカレー粉をふって。

お皿の周囲には
オレンジのソースをしゃしゃっと、はしらせて。

上には刻んだオレンジの皮。

食べながら微妙に味が変わっていく。

それを繊細に感じながら食べてもらってもよいですし

関係ないわい!と
細めのパスタを
ズルズルかき込んでくれても全然構いません。

今週のパスタは
夢のようなパスタです。

いろんな方にがっついて欲しいですね。

そして
レストランの誤解が少しでも解ければ嬉しいですね。

高級店も
悪く無いですよ。

もちろん
くえろ・くえらはいつまでも
ドレスコードなんて無縁。

つっかけやノーメイクでも大丈夫な大衆店ですが(笑)

昨晩も
予約は一組のみ
ふらっとのぞいてくれるいつもの常連さんばかりでした。

今晩も
予約はパラパラです。

多くの方に
このパスタを堪能して欲しいですね。

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パスタが中心の堺市のイタリアン
くえろ・くえら 飯田