’17.4/21(金)から4/23(日)のディナーメニューです

** 3年熟成のイカナゴの味わい・・・ **

<前菜>
・真鯛のカルパッチョ キウイとパプリカのソース ¥1,600
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・ブルスケッタ 豚ミンチの煮込みオリーブペースト(会員限定)¥500
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<パスタ>
・ブリと青ネギのスパゲティ 自家製イカナゴ風味 ¥1,600
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<魚のメイン>
・サバのグリル タケノコと水ナス サラダ仕立て ¥1,600

<肉のメイン>
・若鶏のグリル バジル風味 ¥1,600
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<デザート>
・コーヒーゼリー ¥250

・ヨーグルトのジェラート ¥350

・ヘーゼルナッツのジェラート ¥350

・ジェラート2種盛り ¥550

・リコッタチーズと苺のミルクレープ ホワイトチョコのジェラート(会員限定) ¥750
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今週末の予約状況
カウンターはガラガラです。

テーブル席は
金曜
残り1つ

土曜
満席 ※カウンターはガラガラ

日曜
残り2つ

金曜・日曜の予約は
多くないですよ。

今週末は
3年熟成のイカナゴを使ったパスタを
食べて欲しいですね。

リコッタチーズと苺のミルクレープ
冷凍物ではなく、ちゃんと作ったミルクレープ
初めて食べましたね・・
旨いですよ。

<前菜>
・真鯛のカルパッチョ キウイとパプリカのソース

オレンジとオイルとミントとニンニクでマリネした真鯛を
サラダ仕立てで食べていただきます。

パプリカとケッパーと
キウイのソースで仕上げます。

横には
梅のドレッシングのサラダを。

真鯛は
魚の中でも
匂いが少なく淡泊で食べやすいですね。

その見分けは
寿司屋さんで塩で食べるかどうかだと思います。

ほとんどの魚は臭いです(笑)
だから
発酵した香りの強い醤油をつけて食べるんだと思います。

素材の味を活かすことを考えれば
醤油みたいな強いソースは
絶対ダメですからね。

それほど魚は臭いんです。

しかも
イタリアは生で魚を食べる文化が無いので
捕れた魚はエラと内臓をとって
血を抜くいわゆる『しめる』という処理がされてない
内臓が入ったままでお腹がパンパンに膨れ上がった魚が
市場に並ぶ。

つまり、
日本よりも臭い魚を
どのようにして匂いを抑えこんで食べるか。

今回は
柑橘系のオレンジが使われているんですね。

だから
日本の処理のされた臭くない魚を
臭い魚を調理する方法で食べる。

日本で食べる魚のイタリア料理は
本場に負けないと思いますね。
なんやったら上かもね(笑)

<パスタ>
・ブリと青ネギのスパゲティ 自家製イカナゴ風味

3年前に漬けた自家製のイカナゴの唐辛子漬けをベースに、
鰤(ブリ)と青ネギのオイル系のスパゲティ。

3年ものです。
過去に幾度も失敗。
試行錯誤の末、
うっすら青みが出て、若干、大きくなっているイカナゴ。
食べると骨が少しあたります。
これくらいの方が旨味が多く、長期熟成にも耐えます。
そして味が濃いです。
そんなしらすも、3年になると
コクの強いしっかりとした味に。

そんなイカナゴには鰤(ブリ)を合わせます。
脂ののった身は最高なんですが、特有の匂いがあります。
この匂いを消してやると鰤の旨味を堪能していただけます。

熟成したイカナゴに飴色になるまで炒めた旬の玉ねぎを加えます。
旬だからこその甘味と濃厚なコク。
唐辛子の辛味を上手く和らげてくれます。
しらすのパスタには欠かせない味。

仕上げに青ネギの香りが・・・
立体的な味に仕上がっています。

立体的とは?
よく聞かれるので今回は詳細に・・・

ベースには玉ねぎの甘味。
そこに、
イカナゴのコクが合わさり。
さらに、
鰤のダシが加わり。
一番上には、
青ネギの香り。
そんな立体的な味。

何一つとしていらない食材は無い。
シンプルな味のパスタ。

魚でも醤油ができます(白醤油)。
イカナゴもフライパンで加熱してやると、
焦し醤油に似た香りを放ちます。
たまらないですよ(笑)。
強いコクとピリッとした辛味も最高ですね。
白ワイン、ビールが止まらない味に仕上がっています。
強くお薦めさせていただきます。

<デザート>
・リコッタチーズと苺のミルクレープ ホワイトチョコのジェラート

白と黄の二層になったリコッタチーズのクリームとカスタードを交互に挟んだミルクレープです。
上には苺と苺のソースの赤色が映える。
ホワイトチョコのジェラートを合わせます。

私はね。育ちがあまりよろしくありませんねん(笑)。
ミルクレープなんて、ファミリーレストランの解凍しただけで、あの美味しさ・・・
私も大好きなお手軽なミルクレープしか知りませんねん(笑)

ミルクレープって、ちゃんと職人さんが作ると驚くほど美味しいんですね。これが食後の感想でした。

ミルクレープって
チェーン店でしか、食べる機会ないことないですか?
私の狭い狭い行動範囲には、一回もアンテナに引っかかったことありませんでしたわ。

あのナイフを入れるとプツプツプツと
切り取り線が入っていたのでは?と勘違いするほど
あの何ともいえない感覚が気持よくて大好きです(どうでもええですね、笑)。

白色のソースはリコッタチーズと生クリーム。
黄色のソースはカスタードクリーム。
赤色のソースは苺。
リコッタチーズと苺の酸味と
カスタードと苺の甘味が素晴らしい仕上がりですね。

横には
『ホワイトチョコのジェラート』とチョコレートのソース。
白黒のチョコレート達が
憎たらしいほど
地味にひっそりと・・・
一口で仕留めるコクのある深い甘味。
リセットしてくれますなぁ・・・

「冷えても固くならないように、粉の配合を調節しています」と
さらりと言ってました。
職人の作るデザートはちゃいますね。

大衆感たっぷりの馴染みはあります。
だからこそ
本物の距離感を感じられる
私が最も大好きな仕上がりになってます。

強く強くお勧めしていきたいですね。
絶対食べて欲しいなぁ・・・