ボジョレー・ヌーボー

今週の木曜はボジョレーの解禁ですね。
最近はマスコミもあまり取り上げることもなく・・・
寂しい限りです。

そもそも、ボジョレー・ヌーボーとは
『収穫のお祝い』と『今年の葡萄の出来を確かめる』
という意味があります。

日本のあちらこちらで行われているボジョレーのイベントは
理由なきイベントと化しているように感じますね。

本来の目的を考えず、営利目的が強くなり、
コンビニを筆頭に
ただボジョレーであれば売れるからよいだろうという
雑な扱いに・・・。

そして、
飽きられて・・・
マスコミもあまり取り上げなくなってしまい、
ワインの人気が下がっていくことに・・・。

一般の方が、
安物のボジョレーを飲んで悪い印象を持ってしまい、
ボジョレー=美味しくないが、
ワイン=美味しくない
につながっていく、この悪い流れは
数年前から感じていました。

そこで、
昨年と同様に、
仕入先と相談し、協力をいただきました。

くえろは昨年と同様に『今年の葡萄の出来を確かめる』という意味から
ボジョレーを楽しみたいと思います。
つまり、
あくまで『試飲』です。

しかしながら、
絶対的な味覚を持つソムリエの方なら良いのですが、
私のような、普通のワイン好きの方にとっては
何かと比較しなければワインの試飲は困難です。

そこで、
グラスワインをご注文いただいたお客さまには
少しではありますが、ボジョレーを試飲していただこうかと思っています。
飲み比べることで、
今年の葡萄が美味しいかどうか、
皆さんなりに判断していただければ良いかと・・・

まぁ、今週末にボジョレーを飲んで
数年後に’11のワインを飲む時には
「’11の葡萄はあんな味だったな」と思い出していただければ幸いです。

少し、熱くなり、偉そうなことを書いてしまいましたが、
仕入先をくどいたときと同じ口調で書かせていただきました。

なお、ボジョレーを有料で提供している他店を批判するものではありません。
捉え方の違いなので、
誤解のないようによろしくお願いいたします。

もちろん
有料の試飲もありますからね。

ただ、くえろは
全てのワインを
私とシェフ、時にはお客さまも交えて、
入念に試飲を繰り返した結果に
厳選したワインをメニューに載せています。

特にあのうるさいシェフですよ。
皆さんわかるでしょ?
大変なんですから(笑)。

そのワイン達に食い込めるほど
いや?そもそも、
ボジョレーの中に、お代金をいただけるほどのワインがあるかどうか・・・
そして、シェフが首を縦に振るかどうか・・・。

もちろん
私達も例外なく解禁日まで飲めませんから、
判断のしようもないんですが・・・。

だったら、
無料で飲んでもらえばいいんじゃないの?
無料なんだから
美味しくねーなどの批判は
「言わせネーよ!」(我が家のつっこみの方の口調で)

という
軽い感じです(笑)。

まぁ
今週末は、たくさんの方とワインの話が出来たらいいなぁと思いますね。

そんな程度です。

楽しみにしています。

さらに
ボジョレーよりも
凄いイベントがあります。

稲月シェフが当店に来てもうすぐ2年になります。
当初から
「自分の知り合いのイタリアシエナのワイナリーから輸入したい」
と言っていました。

しかし
長年の仕入先との付き合いもあるので
私が止めていました。

今年の年末
また懲りずにイタリアに行くのですが
今回はローマだけでなく
フィレンツェやシエナにも行く予定です。

シエナのワイナリーにも行こうということになりました。

そこで
今回、イタリアから試しに1ケースだけですが入荷しました。

それらのワイナリーは小規模。
お父さんがレストランをして
お母さんと娘がワインを作る。
イタリアはまだまだこのような家族経営の小規模のワイナリーがたくさんあります。

そんな丁寧に作っていそうな
ワイナリーからワインを輸入しました。

先週も1本抜きました。
常連さんの数組にグラスワインで提供。

この話を昨日仕入先に話すと
負けじと高級なワインを数本安くサンプルとして分けてくれました。

これから年末まで毎週数本のワインを抜いていきます。
全部で15本くらいあります。

全てボトルでの提供を考えている価格帯のワインを
ガンガン抜いていきます。

ブログを見た方は
遠慮なく言ってくださいね。

その週の旬のメニューに合わせて抜いていきます。
イタリア12本
フランス3本
チリ1本
まだまだ増えそうです。

仕入先が目の色を変えて必死になってきました。
お客様にとっては良い話ですよね。

最も喜んでいるのは
イタリアバカの2人のシェフと
毎日食い物の話しばかりブログに書いている私ですが(笑)

年明けにはワインリストを一新する予定です。
とはいえ
難しいことはどうでもよいですね。
とにかく
ワインを飲んでから考えましょうか?
そう、みんなで考えましょう!

楽しんでいきましょう!

シエナのワイン

キャンティ

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