’12 イタリア話 さいごに

’12冬のイタリア旅行を終えて

今回も相変わらずでした。

何も成長していないというか・・・
のんびりさせていただきました。

毎年、ローマに行きます。
ローマだけの時もありますが、
今回のようにフィレンツェなどイタリアの別の都市に行くことも。

また、
パリ・バルセロナ・ロンドン・アムステルダムなどなど
別の国に行くこともあります。

友人「毎年、なんで同じところに行くの?」

飯田「好きやから」

友人「他のところも行きたくないの?」

飯田「行きたいね」

友人「行けばいいやん」

飯田「けどローマも楽しいし・・・」

友人「好きなんやな?」

飯田「他のところも行きたいが、満足しているねんな」

毎年ミュージカルを観にニューヨークに行く同級生はうなづいてくれました。

毎年行くので
わかる楽しさのあるんですよね。

人間の人生には限りがあります。
全てを知ることは無理だと考えています。

なので
むやみに手を広げるのではなく
縁がある部分を深く知っていきたいと考えています。

1人の人を愛して恋愛にそして結婚に。
という人もいるでしょう。
一方で
多くの人と遊んで遊んで
最後に年貢を納めるように(独身)貴族の生活に終止符を打つ方(笑)。

一つの仕事を突き詰めてこそ到達する匠の世界。
一方で
多くの仕事を経験して様々な知識を豊富に持つ者。

くえろの常連さんのように毎週同じお店に通い、気に入ったシェフの料理を通じて1年の季節を堪能される方。
一方で
次々にお店を変えて新しいお店を発見しながら楽しむ方。

どれもどちらが正解というわけではなく、
どちらを選択するかということだけ。

そして
3つの問には関連性は無いと思います。

海外旅行の話で言えば
私は複数回行くことで楽しいことがあると考えます。
1回目は観光に追われて街を見るので精一杯です。

2回目で
観光はもう1回行きたいところだけ(ローマのサンピエトロ寺院、パリのオランジュリー美術館、バルセロナのサグラダファミリアなど)。
あとは
街を見るのではなく感じるようにダラダラと歩く、歩く、歩く・・・

予定をたてずに街を歩くことが
海外旅行の醍醐味だと感じています。

気になる都市は複数回行くことにしています。
好きか嫌いかの判断はそれからにしています。

一部の学生さんも私のつたない文章を毎日読んでいただいているみたいで・・・
マニアな方もおられるとカウンター越しにちょいちょい耳にします(笑)。
ありがたいです。
私からの提案です。
その街は1回の訪問ではわかりにくいです。

卒業旅行でもかまいません。
興味のある国・街を2.3箇所行ってきてください。

そして
就職したら海外旅行はなかなか行きにくくなります。

次は新婚旅行かな。

1箇所でもかまいません。
その行ったことのある都市に行ってみてください。

深く楽しめると思いますよ。

今回で32回目のイタリアの話。
だらだらと書いてきました。

8日間ほどで32本も書けたのは
街を感じてきたから・・・

私は
細かい人間観察やおもしろいものを感じたくて・・・

私は裏通りでクスクス笑う変態なんです(笑)。

観光地にカメラを向けず、
物売りのアフリカ系の黒人の方に興味が・・・

生きることの素晴らしさ。
必死さの中に笑いがあったり・・・

終始ニタニタした旅行をしてきました。
楽しかったです。

長い間、
毎週、読んでいただいて
ありがとうございました。

奥野シェフが修行していたシエナのホテルのロビーにて
パラッツォ ラビッツァ
終わり

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