奥野シェフからの衝撃的な話・・・

昨晩はピークも無く
パラパラと寂しい雨のような営業。

テーブル席のお客様が多く、
カウンターのお客様が少なかったこともあって
奥野シェフと稲月シェフと
3人で営業中にもかかわらず
ゴソゴソと話をしていました。

話題は
奥野シェフが以前からやりたがっていた定番パスタメニューの変更について。

奥野の依頼を受けて
私が選別したパスタメニューのリストを渡しました。

私にはなかなか選べませんよ。

それでも奥野は
どんどん削っていきます。

結果、衝撃的なことに・・・
くえろの看板メニューの『アマトリチャーナ』が今月いっぱいで無くなるかもしれません。

『生ハムのカルボナーラ』も削減候補に挙がっていました。

今の8種類のパスタの中で
何種類かを残して
半分以上は一新するみたいです。

驚きましたね。

ただ、来月の3月、1ヶ月だけの話みたいです。

しかし、
次の4月には今のメニューに戻るの?と聞いたんですが
戻すものもあるけど
変えたままのものも・・・

他にやりたいトマトソースが2種類もあるんで
来月の『アマトリチャーナ』の削減は
ほぼ決定的でしょうね。

なんせ、決意が固かったんで。

今まで2人のシェフの好きなことを
旬のメニューという形で
出来るだけやらしてきました。

どちらかといえば
くえろは
『お客様のニーズに合わせる』というお店ではなく

『シェフの作る味をお客様が楽しみに来る』
提案型のお店だと思っています。

それは作りこんだ
リストランテの上品な料理ではありません。
ある種の作品を
見て、感じる料理。
食事=イベント。
記念すべき日には最適でしょう。

ただ、くえろのコンセプトとは違います。

大衆的な料理。
日常の行為。

難しいことを考えなくても『美味しい』と感じられ
座ると出てくる食卓の料理。

こんなんが毎日出てきたら嬉しいな!
そんな家庭的な味。

もちろん、そこで大事なのは
きちんとリストランテで修行して『やればできるのにやらない』
ここが大切ですが・・・。

お造りでも食べられる鯛を
塩焼きにして食べるようなもの。

このたとえの方が解りにくいかもしれませんね(笑)

とにかく
大衆的なもの。
変わらない味。

なのに
なぜ、変えるの?
私も疑問に感じました。

しかし、それは
定番と呼ばれるパスタは
『8種類ではおさまらない』
ということらしいです。

他にもたくさんあるんですって(笑)

今までのくえろの味は
そんな奥野の決断で生み出されたものです。

常連のお客様にとっては
いろいろご意見があると思います。

しかしながら
お客様が想像するその上を目指していきたい・・・
いや私が責任を持っていかせますので

2月中に食べ納めてくださいね。

3月から
定番パスタのメニューを変更するのは決定ですから。

最近、くえろを知っていただいたお客様にとっては
メニューの変更がなんやねん!と思うでしょ?

しかし、
昨年
毎月、来られる方は約40人。

月に2回の方も約20人。

中には
毎週来られたお客様も数名おられます。

その中でも3年半、切らさず毎週来店していただいている猛者も(笑)

毎回、同じパスタを食べるお客様もおられます。

完全に『食卓』なんです。
くえろ・くえらは。

日常にしていただいているお客様にとっては
大きな問題だと思いますが
新メニューをご覧になった時には
必ずイタリアに連れて行きますよ!

何より私が1番ワクワクしていますから。
同じだけ冷汗もかきましたが(笑)

今後もそんな敷居の低いお店を目指してまいります。

ご理解の程をよろしくお願いいたします。

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